顔の印象が変わります

これもまたおなじみW210のお客さん。
ヘッドライトレンズの皮がむけてます、直してください。
と連絡があり、さっそく作業します。

まあ、おなじみ、レンズのクリアハゲだろうと

ヘッドライトを外して作業しますです、はい

案の定、ライトレンズのクリアがハゲて少しみっともない感じ。
W210は前期後期と違いがあって、前期はバンパーが水平方向にまっすぐ切れて、ヘッドライトの脱着がすごく簡単です。
その上、ヘッドライトはレンズだけの部品の単体支給があり、いつまでもきれいなレンズでいられるのです

ところが後期はバンパーがライトのカタチに沿って作られているので、バンパーを外さないと、ライトは取れない仕組みになっています。
これは昔からなんでだろー?となっていたのですが、今やW210も好きな人しか乗っていないか、中古市場で底値を経験したクルマなので、おカネをかけてかわいがってもらえる個体が少ないといった理由で、最近では本当にMPIではユーザーが減ってしまいました。

今回は前者の好きで乗っている方なので、本当にかわいがってもらえています。

ライトレンズはご覧の通り、クリアが剥がれています。多くのクルマの場合、600番のサンドペーパーでそれなりに削れば、きれいになるのですが、そこはメルセデス。そんな簡単に許してもらえるはずがありません

硬いのです。
こんなのチマチマ600番なんかでこすっていたら1000年かかります。
そんな作業をするケチなMPIじゃねーわ。240番でこすってやる

240番の番手は、パテを研ぐのに最終的に使う番手です。
こういった透明な物に使う物ではありません。
しかし、ここまで硬いと、もはや波動砲でぶっ飛ばさないと終わらないのです

パテを研ぐ番手で暴徒を鎮圧したので、ものすごいスピードで削れていきます。

わはははは、ざまあ

反対側も餌食になります

で、240番なる粗い目でこすった後は、いわゆる目消しと呼ばれる作業でどんどんキズを浅くしていくのです

600番でさらった後は1000、1500、2000番でさらいます

そして。軽く仕上がりの状況を見るためにシリコンオフで見ると

良い感じに仕上がっています

今日はここまで。またまた続きます。

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