マセラティと暮らすには

マセラティと言うクルマはスーパーカーです。モデナにあるメーカーでご存じの通り、
かつてはメラク、

カムシン

後に後継車種を残すギブリ

など多くの名車を輩出したスーパーカーメーカーです。
スーパーカーメーカーは主に富豪や富裕層に向けた商品をラインナップします。
あつらえた内装、どこまでも美しい車体、高性能なエンジンなどそう言った層が好む、他の人がうらやむ所有感をくすぐるクルマの製造を担い、トヨタのようにどこのだれでも所有することを前提にしないメーカーです。

それゆえ、経済性や合理性などは全くの度返しで、クルマは製造コストよりも少量調達のしやすさや、入手しやすさ、そして何よりデザインを優先し、耐久性や使い勝手など考慮されていないクルマ作りこそがスーパーカーメーカーたる所以だと思います。

さて、今回、タペットカバーパッキンを交換し、他にオイル漏れを見つけた動機になった作業が今回のスプリングシートの交換です

途中からのカットインですいません。

スプリングシートは既に原型をとどめていません。水にもどす前の高野豆腐のようになっています。

どこかに他の画像があったように思うんだけどなあ。

伝統のF1のようなサスペンション構造。キャスター、キャンバー、トーとすべて調整可能

この足回りに罠があるのです。

このサスペンション。ロアアーム、アッパーアーム、どちらにガタが出ても部品の出方は1種類なのです。

なんと、片側1セットでしか供給しないのです。
なぜ? あくまで僕の推論なのですが、このQPのサスアームは意外に種類があるようで、メーカーもこの時期はこれで、この時期はこれと納入メーカーが複数あって、それを最終的に部品を名寄せして、1本に絞ったのだと思います。
つまり、あれこれとアームを作ったら互換が難しくなり、いっそのこと統一してしまおうと
一応、ブッシュのみのセットも出ていますが、それも片側1台分でブッシュとは思えぬ金額な上に、フェラーリ系のブッシュは、抜き差しが恐ろしく硬いので、僕はそんなことやりたくないですねえ

また、このスカイフックサスペンションも曲者です。コントロールユニットはなんだか信じられないほど種類があり、しかも多くが既に供給を打ち切っています。

さらに、これはロアアームとショックアブソーバーを結ぶボルトですが、ピンボケですがボルトがダメになっています。
おそらく今日ここは分解していないと思うので、最初のトルクが強すぎたのか完全にかじっています。
それともボルトは使い捨て、交換前提部品なのかもしれませんね(笑)

大変に美しいクルマですが、なんとも手間のかかるクルマですね

次回に続く

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