シトロエンC6の整備 其の5001

先日C6を手に入れて、テストすべくあれこれ手を入れる予定と考えていましたが、いざ作業しだすととても大変だという事がわかり
もう5000回分の記事を書いたような気がしてこのようなタイトルになりました

C6はアルファロメオだけでなく、他の自動車にも造詣が深くなれるよう、商品化と共に仕組みを知るために、次期マイカー候補として整備を行うために買いました。

とはいえ、度重なるボロさに驚かされるのですが、今回はその本丸、エンジンのオイル漏れを修理するとともにタイミングベルトの交換を行うのであります。

ES9と言う型のV6、3000ccのエンジンです。前評判からもエンジンは回してもそれほど面白くないとの下馬評もありますが、かつてPRVエンジンを作った国ですから侮れません。実に多くの車種に積まれたPRVはデロリアンからランチアテーマ、アルピーヌやヴェンチュリなど多くのクルマに使われた傑作です。
それが系譜ではない物の、僕は末裔である事は間違いないと思います。ちょっと無理がある?

しかし例に漏れずやはりプラスチックの強度はかなり下がっており、危険をはらみます。

作業し始めてから言うのもなんですが、まず、異様なまでに情報が少ない、と言うか集まらない。
だから手順が解らない。とりあえず、専用工具は買いますが目隠し状態で先に進ませないといけないのが何よりつらいです

しかし、見れば見るほど変わったクルマです。

ごっついナックルキャリアと言うかウイッシュボーンですが、コイルスプリングがありません。

おおきなインテークマニホールドが外れました。
代わっているのはこれからもいろいろ出てきます。
いきなり洗礼を受けますが、カムカバーがでっぱったカタチだったり、平だったりなんだかヘンです。
オイル漏れの多くはこのカムカバーからでした。

とりあえず、カムカバーパッキンを取り換える所から始めようと事務所に戻り、部品を探そうと思いPCにそそくさ向かいます
そこで知る衝撃の事実ですが、なんとパッキンがありません。

正確に言えばパッキンは無いのではなく、単体での支給が無いのです。
つまり、ASSY交換になるのです。

ASSY交換? なんの??

だからカムカバーASSYの

ひえ~っつ、カムカバーそのものを交換するのぉ?いったいいくらするんだよ~?

結構な値段になる前に一部は既に製造を打ち切っているという、乱暴にもほどがある内容。
まさしく洗礼を受けたカタチです。おそるべしシトロエン

まずはマニュアルとタイミングベルト交換用のSSTを手配して次のステージに備えました。

しかし、そこには底知れぬ伏魔殿があるのですよ~

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