クアトロポルテのオイル漏れ修理 最終編

QPのオイル漏れを直していて、イナリくんが見つけたオイルパンからのオイル漏れ
そういえば、これはすでに前から見ていて、Eくんと相当な苦労が伴いそうだなあと話したことも遠い忘却の彼方に行ってしまい
今回、思えばそういう話もあったかと、むしろユーザーから指摘されたほどでした

これも直さんと、まだオイル漏れしとるって叱責されちゃうもんなあ、と直すことにしました

今度はエンジンマウントを外して、エンジンを持ち上げてオイルパンを外す計画です。

しかし、エンジンマウントのボルトは両側ともとんでもなく硬く固着し、写真の1/2の超ロングエクステンションバーにMPI最長のスピンナーハンドルを付けて回そうとしましたが、びくともせず、ケガしそうなので、スピンナーハンドルに単管を切ったものをさして、再度挑戦。
目の前でエクステンションがトーションバーよろしくねじれるのが見えます。45度くらいねじれて、いよいよスピンナハンドルが折れるかと思ったその時にバキっという音と共に緩んでくれました。このクルマはどこも鬼のように硬くボルトが締まっています

問題のマウントのナット部分。

その後、僕は所用で工場離れている間にイナリくんが取り外してくれたオイルパン

なぜ、このオイルパンを外さねばならないかと言うと

このオイルパンを隔てている油量センサーについているガスケットを交換したいのですが、構造的に出てこないのです。

まずはオイルパンの底のヘドロを除去します

で、彼がきれいにすること20分

とてもきれいになりました

問題のセンサーを交換します。奥が新品

やっぱりOリングがきれい

使い終わった方はやはりOリングがかなりつぶれてます

新しいセンサーのソケットを取り付けて

再び暗黒の世界に旅立ってもらいましょう

パッキンはメタルガスケット。

ジャッキで持ち上がっているエンジン

ところで、こちらエンジン側。普通、オイルパンを外すとクランクのカウンターウエイトが見えるのですが、なんとさらに隔壁があるのですね。
もとはドライサンプのエンジンですから、その名残でしょうか?

これもまた途方もない量のエンジンオイルを使いますしねえ。ウエットサンプなのに

さてフタをする時間が参りました

きれいにした後は、アンダーカバーのふさふさの部分が外れていたので、少しだけ手直し

こうして、きれいになっていくのでした

M139型マセラティクアトロポルテ

オーナーの心を鷲掴みにする魅力がありますが、一方で妥協を許してくれない性格を持っています

これから乗る人はそれそうなりの覚悟を持って臨まないといけませんぜ。
尤もその勇気がない人には向きません、このクルマは。
安定が欲しい人はクラウンとかレクサスに乗ると良いと思います

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です