アルファロメオ147 2.0TSの修理 下準備編

以前、サフェーサーを塗ったドアを取り付けて、クオーターパネルの鈑金をします

まず分解して必要な部品を外します。このウオーターシールドは今回は保険での事故対応なので再使用せず交換となるために
破ってしまいます。

ちなみになぜ自動車保険での対応だと破いてしまうのかと言うと、保険会社の策定した交換指数(例えばドアであればその交換にかかる工数=時間)の中にこういった貼り付いているものをはがして再利用する概念がないために、その時間は算入していないのです。
また、ドアに複数ついているクリップも同じく再利用することはありませんので、そのままドアとともに捨ててしまいます。

尤も、それらは国内に在庫がある前提ですけど
画像だとわかりにくいのですが、結構損傷しています。自動車の力と重みで車両内側に押し込まれているのです

塗装をサンダーではがして、溶着ワッシャーをつけて引きます
指針を出すためにマジックで線を引きます

ただこのクルマ、ドアの流れで前後方向にプレスラインが走るのですが、なぜかクオーターははっきりしたプレスラインではなくダルっとしたはっきり見えないプレスラインになっています

あれこれやってプレスラインを作ったらパテを入れます

なにしろはっきり見えないプレスラインだらけなので、かなり難しいです
なので、数回パテをつけて様子を見るためにサフェーサーを入れます

なんとなく良いですが、細かく見るとアカンのです

だいたいよくなってきたら、ロックピラーを先に塗装します
さらに問題のプレスラインを整えるためにさらにサフェーサーを打って、塗装準備にはいります

先にヒンジを止めているボルトも塗っておきます

最終的に取り付けるときにレンチをかけるのではがれる部分が出てきてしまうのですが、先に塗っておくと銀色のボルトを塗るよりはるかに楽にリカバーできます

ホイールハウス内を塗りやすくするためにタイヤをあらかじめ外しておきます

リアゲートにリリースボタンはありません。車内側からトランクロックの端にある丸い頭のレバーを動かすことで開けることができます。
車内側からしか操作できないですが

トランクは開けた状態でマスキングします。

マスキングがほぼ終わりました

これがかなり時間がかかるところです
ドアを開け閉めできるようにしたりしてあります。

またMPIのある所沢市は透明なビニールのような炭酸カルシウムを燃えるごみとして扱ってもらえず、燃えないゴミ扱いです。
それは昔、メーカーから成分表や燃やせるゴミである資料も持って焼却所に出向いたのですが、見た目がビニールみたいだから
という恐ろしく非科学的な理由うで突っ返され、燃えないゴミなってしまった経緯があります

ではここから先は… 次回にしよっかな

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

前の記事

C6のライト

次の記事

成約御礼 トヨタC-HR