M139のタペットカバーパッキン交換 後編

前半はまるで違うタイトルでしたが、扱いは後編なのです。

右と左 どちらのタペットカバーが楽でしょう?
どうやら答えは左なようです。右にはヒーターホースやブローバイ系が集中していますから

巨大なエンジンルーム内に真ん中に鎮座するフェラーリのF136
実に多くのバリエーションが存在して、本家フェラーリにはF430からカリフォルニアやF458、今夏のマセラティでも初期のドライサンプからこの中期ウェットサンプ、さらに後期では出力を上げたり、グランツーリスモではかなり出力が出ていました。F136は初期のクーペに搭載されたR型、デュオセレクト期のS、ZFのトルコンAT時代のU、後期型のQP-Sやグランツーリスモに搭載されたY型とマセラティだけでも多岐に及びます。
このそれぞれの型であっても、細かく分類されているようで、初期のクーペはRですがグランスポーツはRB
QPの中期およびグランツの最初期にはUC、UE、UD、UFと種類が出ます。

青いタペットカバーはなんだっけ?スポーツGTが青で普通のやつが赤だっけ?
いかんせん外してきれいに洗われて元に戻します

タイミングバリエーターがまるみえです。取り付けは二人で行わないと、配線や配管が多く、うまくいきません

あれこれどかしながら取り付けに挑みます

ふたりでやってるから、その瞬間は撮影できませんが、うまく、スムーズに取り付けできました

14個に及ぶ取り付けボルトにシールワッシャーを付けて均等に締めます
シールワッシャーは必要数が28個にもおよび1000いくらかする部品も28個になると3万円を超えてきます。
なんと金のかかるクルマだ….

けしからん物の一つにスパークプラグがあります。

何の変哲もないNGKプラグです。

しかし、このマーク…. マセラティ純正品です。それなので1本5千円超え。8本必要です。まあ4万何某には少なくともなりますわな。
NGKに問い合わせても「そんな番号の部品はありません。」と言われてくりびつてんぎょーです。

フェラーリの純正指定のオイルでパワステフルードやATFなどは取説を見るとシェルの商品を指定しています。
昭和シェルに問い合わせると、その商品群はシェルでは販売していません。それらはコーンズさんの専売品で取り扱いすらできませんとつれない返事
当然、コーンズの値段です。しかも部品課の冷たいことったらありゃしない。

今回、プラグなんかもかなり変わったプラグで熱価も高く細くて長いプラグ。代替えは存在しなくて、この純正プラグのみが使えるという…

そんなことを考えていたら、イナリくんが、もう一か所他にオイル漏れが見つかった。これはかなり難儀だと
恐ろしい話をし始めるじゃないですか

次回に続く

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M139のタペットカバーパッキン交換 後編”へ2件のコメント

  1. 池田 より:

    タペットカバーは4.2リッターの場合、初期のドライサンプのが赤で、中期のウエットサンプが青です。後期になって4.7リッターが出ると再び赤ヘッドになりますね。後期の4.2リッターは中期と同じエンジンだと思うので青ヘッドですが、日本に輸入された後期は殆どが4.7リッターのSかGTSなのでなかなかお目にかかれないと思いますよ。

    1. mpi-bp より:

      こんちは、いつもありがとうございます。一般的に赤と黒の結晶塗装は手に入ると思いますが、青の結晶塗装は手に入るのかなあ?しかも青と言っても種類が出そうだし。
      いろんな意味でレアですな

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