昔は良かったなあ
先日、ウチのランチアカッパを見たいとおっしゃる御人がMPIにおみえになられて
本当に久しぶりに動かしました。
イナリくんはたまにこういう事があると、クルマをきれいにできるからイイネと変わらぬポジティブな考え。
しかし、まじまじと見るとこのクルマの魅力も見えてきます。
なんだかんだで実はかなり秀逸なデザイン
しかしその秀逸さを映し出す技術が僕にはないのです
昔のデータをふり返ると
2013年頃に塗装することから始めて、最終的にタイミングベルトなどを交換したのは2015年。
外装からエンジン、サスペンションに至るまで心血注いで組み上げたカッパも一度は手放しましたが、なんと、2年ほど前に僕の元に帰ってきまして
早い物でもう僕の所で2年時が過ぎようとしています。
V6 3Lは今も変わらず楽しませてくれます。
8年前に整備したエアコンも全く面倒を見なくても寒いくらい効きます。
とはいえ、2012年のクルマがそんな簡単に許してくれるわけがなく、車検を取るにはあれこれ整備が必要です。
ポルトローナフラウのシートは抜群の座り心地
もちろんリアシートも
でももうランチアは事実上歩みを止めています。昔はセダンっていっぱいあったのに。
今はSUVばっかり。
アルファロメオの伝統のV6エンジン。ポルトローナフラウのシート、そしてランチアの紋章
こんなクルマもう無いです
どんな人にも合うクルマではありませんが、改めて良さを体感した1日でした。
今、僕は2台のテージスを修理の為に預かっていますが、整備が難しい。情報が少ない、部品が無いと三重苦を背負って日夜整備に当たっています。
簡単に言えばなかなか直らないのです。
でもユーザーの喜ぶ声が聴きたくて毎日作業しています。
とはいえ、何度も心が折れて、それでもまた立ちあがってを繰り返して、それでもまだ直らないどころか他が壊れて行くとか….
ランチア、心して取り組まないとアカン車種かもしれません。