純正部品と社外部品

国産車にはあまりなじみが無いのですが、輸入車には社外部品と言う存在があります。
社外部品とは純正部品ではない物を指します。当たり前か。

以前にも書きましたが、ヨーロッパの自動車メーカーはクルマが決まって、部品を作るのではなく、
このクルマを作る為の部品を持ってこい。となるようなのです。

なので、そもそも例えばAと言う部品が、必ずしもそのクルマ専用ではなく、そのクルマが世に出る前から違うクルマに使う目的であった可能性もあるのです。
しかし、そのA部品はボッシュで作られた部品でしたが、マニエティマレリでも同じ部品を作って納入していた時期があったとします。
するとボッシュのA部品とマレリのA部品は互換があるとされるのです。

しかもボッシュではさらに前からA部品を、汎用の部品として単体で販売していたら、それがいわゆる純正OEMとなるのです。

ボッシュのAと言う部品は、メーカーの刻印が押された純正部品としてだけではなく、汎用部品としての顔もありますから
さらにそのボッシュのOEM品をOEMする他のメーカーが発生します。
それこそマレリやヴァレオあたりが作っているのをOEMと呼んだりしています。

さらに純正OEMのOEMをOEMするサードパーティーがあったりするのがヨーロッパの面白いところで
Febiやマーレ、ヴァンヴェゼルなどが、サスペンションパーツや各種消耗品に飽き足らず、ヘッドライトやテールランプ、ウインカーレンズまで社外で揃ったりします。これらを社外品と呼んだりします。

しかし、この辺りになってくると、それなりに部品の信頼度が低下して、取り付けができなかったり、結果として良くない問題が発生したりします。
もちろんごく一部ではあるのですが…

まあ、この辺りは利益や流通、果ては純正など太古の昔に枯渇して、OEMも無くなり、社外品だけが出回っているようなこともしばしば散見します。
純正が出れば純正を使うに越したことはないのですが、比較的入手し易い社外部品に頼らざるを得ない場合も多々あるのを、良く理解してください。

さて、交換したカングーのサーモハウジング。これが実に壊れやすい。

あまりに脆いので今回は純正をフォーカスして見ます。

社外がダメと言おうとしているわけではないのを必ず理解しなが読んでください

平らな面を置くとよくわかります。上はFebiの物
ガスケットがサーモについているからか、制度はとても悪く、地面と隙間ができています

↑ こちら純正。ぴったりくっついているのが見られます

取り付け位置の状態もご覧の通り浮いています

純正はこの通り

違う角度からもう一度

これが 

これ

とまあ、このように適材適所でいかないいけません。社外品も要はどんな場面で使うかですね。

ただ、ボッシュの箱に入り、ボッシュの刻印がある中国製のパチものがあるので注意しましょう
純正を語る不届き者がいるという事を忘れずに。

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