Summer of 77
当時僕は本当に夢中でした。何がって?スーパーカーブームです。
おそらく、ブームそのものは突然に、世界同時多発的に起こったのではないかと思います。
でも、僕は人一倍熱中しました。スーパーカーカードやスーパーカー消しゴム、もちろん雑誌やプラモデル。
僕の身の回りは自動車であふれていました。
その頃を思うと今の姿は自然な事ですが、13歳あたりから22歳くらいまでは音楽に夢中でしたから、ある意味カムバック組ですね。
今回、一念発起で千葉の幕張まで、スーパーカーを見に出かけてきました。そう、あのオートモービルカウンシルです。
これがまた家から遠いんだ
おまけに京葉線は東京駅の中でも遠いし。
でも結構な値段の入場料を払って行ってきましたよ、オートモービルカウンシル
目当てはこちら
いきなり1977年に戻ったかのようです。確か晴海か後楽園に近所のお兄ちゃん方と見に行ったんですよ。スーパーカーショー。当時小学4年かな
それにしてもいきなりエスパーダです。極端なハナシ、このエスパーダを見に行ったと言っても過言ではありません。
ちょっとその素晴らしさに画像を見てみましょう
今回はエスパーダだけにしようかな
実に気合の入った仕上がりで、どこにも妥協がありません。面はスパッとシャープに出ています。塗った面は徹底して磨き込んでいます。
アンサのマフラーが泣かせますねえ。
相当巨大なバックゲート。ゲートショックもかなり太そう
クルマとは関係なく、オーナメントのデザインは70年代を感じさせます。
タイヤのブロックパターンにも一切妥協なし。ああ、ため息ばかり。
最近亡くなったマルチェロガンディーニの追悼で急遽展示したみたいです。
そしてミウラP400かな?
これも強力な仕上げでした
しかしこのデザイン。そして、照明が当たっているドア周り。全く歪がありません。このクルマも徹底した仕上げがされています
ああ、ため息しかでませんね。
そして次なるは
カウンタック
あまりに美しい…. こんなクルマが今から50年以上も前に作られていたことを考えると、人間と言う生き物は無限の可能性を持っているだなあと再認識。
どこまでも欲で来たデザインを見てみましょう
細部にまでわたって仕上げてあるようです
時価にしたらいったいいくらになるのでしょう。クルマがとんでもない薄さなのが分かりますでしょうか?
やはりミシュランでしょうか。本来ならピレリのP7です。でもヴィンテージラジアルがまたいい感じ。さすがミシュラン
またボディカラーがいいですね。
そのそばには当時の人気を二分するポルシェ930ターボ
すっげー
これも出来が良かった。と思ったら本家のポルシェの展示車両でした
実用車な感じが良いですね
当時、ポルシェはそれほど好きな車種じゃなかったんですよ。何故って6気筒だったから
12気筒が一番偉いと思っていましたから。
でもターボに乗るまでもなく、いかなるイタリア車でも太刀打ちできない正確無比なクルマの出来を知るのは、あの頃からさらに20年近く経ってからなのです。
ターボは本気で踏むととんでもない加速でしたし。
続いてわれらがランチア。
こちらも素晴らしい程度のストラトス。
このクルマもリアビューがたまりません。
今見ると小さいですね。
そしてフェラーリ308GT4。
今、ウチにも4座のフェラーリ入っていますのであまりいろいろ言えませんが、4座のフェラーリは比較的大事にされないイメージがあります。
この308GT4も一時底値を経験したフェラーリの1台です。
このクルマは先の2台に比べると実用域で使われていた香りがあります。
さて、このオートモービルカウンシル。
他にもたくさん見どころがありましたので、複数回に分けてアップしていきますね