Oil Leak are back
昨年の11月にオイル漏れを修理したE90
タペットカバーパッキンを交換して完全に息の根を止めたと思っていたのですが、その後ユーザーから未だオイル漏れがあるようだと昨年末にメールがありました。
その後、様子を見ると事になって成り行きをしばらく見ていましたが、やはり明らかに漏れているようなのでもう一度見てほしいという依頼がありました。
現車が入ってきたので確認してみると

よくわかりませんがだいぶ汚れています

本当に漏れているのと、自動車は走っているので、風力でもって後ろに流れている場合もあります。
そこをよーく見極めて作業にあたります。
まあ、ここが原因だろう的な感じの触媒、真ん中より後ろだけオイルで湿っております


結構びっしょり

どれどれよーく見てみると

どうやらこの辺から漏れているよう
エンジンの真裏にあたる部分です

そして交換して完治と考えていたシリンダーヘッドの遮熱板にも少し残っています
少し分解してよく見てみます

オイルの汚れがタペットカバーより上にあるボルトの頭を汚しています
また、配線の被膜などもオイルで汚れています

ここにある物は

どうもカムのセンサー付近のようです。
キレイに拭いて帰って翌朝


こちらの漏れは全くなし。
しかしエンジンの真裏ではこんな事になっています


こちらもパーツクリーナーを使ってきれいに拭いて帰ったのにこの通りです
これは車両火災を引き起こしかねないので看過することはできません。

しかもなんと冷却水も漏れているという念の入れよう
下手人は2番のバキュームポンプと17番のロックプレート

さらに
7番のガスケットと言う布陣

タペトカバーPKを交換したら、他の弱いところが悪くなったのかもしれませんね
よーし、やっつけてやる