続・フィアット500の整備
整備は続くよどこまでも…
さて佳境を迎えた500の整備。こんどはラックエンドを交換します
このタイロッドエンドは純正部品の設定がありますが、フィアットではどういうわけかラックエンド(タイロッドとも言います)の設定がありません。
するとディーr-だとラック交換になるのでしょう
なので、社外品に精通する部品屋さんに発注して作業します
ガチガチに硬く締まったタイロッドを外します
ここまでおつかれさまのタイロッドとこれからがんばるタイロッド
古いタイロッドはグリスが飛んで何もなくなっています。しかもボールが減ってガタが出ています。
15万キロも日本の道を走れば造作もないことです。
新しいタイロッドはかようになっています
何より取り付けるとぴーんと自立して若々しい(笑)
続いて水漏れ
これは水漏れ現在進行中。
でもこれは新品部品が出るので簡単です
当たり前ですが、部品が出るというのは実にありがたいです。でもその当たり前が全然できないのがフィアットアルファロメオです。
さらに続いてバッテリー
エンジンオイルフィルターのケースを外すのに巨大なレンチが出動していますが、バッテリーは横の青いのです。
さてこのバッテリー。フツウのバッテリーが付いています。
しかし、このフィアット500、充電制御なので、専用のバッテリーが必要です。
充電制御でなくても充電制御用のバッテリーを載せて、長持ちするケースもありますが、充電制御車両に普通のバッテリーを取り付けるのはいささか危険です
充電制御用のLN2です。恐ろしく高いですが、ノーマルバッテリーだとものすごく短命に終わります。
それは、通常は発電せず、ブレーキを踏んだりしたときにまとめてワッと充電するので、対応しないバッテリーだと、入力できる容量が小さいために充電しきれず、水を待つ植物のように干からびてしまうのです。しかし、充電制御用バッテリーは砂漠のサボテンよろしく、たまに降る雨を待つように、大きな電流でワッと充電してきたときにしっかり充電できるのです。
取り付け可能だからと普通うのバッテリー付けるのはやめた方が良いです。
最後に真っ黒オイルを入れます
少し余った時間でフロントのブレーキが鳴くので、軽く面取り
ああ、こりゃ鳴くか。ホイールは汚れないけどブレーキのタッチがね~
最後の最後に車検に通りにくいLEDバルブに換えてハロゲンバルブで検査に行きます。
結構な整備量になってきました