中古バンパーの補修
僕らの業界では一般的に中古バンパーの補修は割に合わないと言われています。
特に最近のハイブリッド車はバンパーが強烈に薄く、基本的に交換前提で作業しないと、後から泣かされたりします。
国産車のバンパー補修の主な目的は、部品代+工賃の交換費用をさらに圧縮して修理費用の軽減を目的とした、言っちゃ悪いけど邪な考えが中心で
輸入車のバンパー補修の場合は、もう部品が手に入らないから修理する、と言うケースが多いです。
尤も、輸入車のバンパーはトヨタなどの7-8倍の値段の上に未塗装と言うものが殆どで、金額的に修理した方がはるかに安く、修理するケースが多いです
今回はアルファロメオGTのリアバンパーの交換です。
アルファロメオの外装部品はことごとく新品がありません。
リアバンパーは現況、バックソナーが付いていて美観を損ねますが、バックソナーは穴を開けて取り付けするために、修理は不可能で中古に交換と相成りました
某Yオークションで買ったリアバンパーは、説明では備品でしたが、届いたバンパーは一見美品でしたが、相当なダメージがあったものを大修理して整えた物でした。
あちこち補修跡があるものの、しょうがないので生かしてまいります
ナンバーホルダーやナンバープレート灯を外して作業がスタート
あとバックカメラの跡も
キズやひびを補修してサフェーサーを塗りました
過去に大きな補修を経験している為に数か所こういった跡があるのです
でも修理そのものはしっかり直されていたので、そこは安心できそうです。
塗装の前。全体に足が入った後の画像です
う、う~ん
う、う~ん
う、う~ん。いずれも見えないところだからなあ…
これが中古品の落とし穴。
明らかに見える部分は除去しますが、できない部分や大幅な手直しの必要な部分はスルーです。
では脱脂して始めましょうか