The boys of summer
暑い….
果たしてどれくらい30℃を超える日があるのか解らないくらい
日陰の温度が30℃超えなんだから、実際にはもっと多くの日が真夏日でもおかしくないと思います。
その真夏日が90日近くだというから驚き。
1年通して4日に1日が真夏日です。30℃以上なのですね。
さてそれらの詳しい事はここでは取り上げず、今はこのフィアット500です
午後になって外気温が下がったり、走行してコンデンサーに空気が当たれば全く問題のないフィアット500のエアコン
しかし、外気温が39℃を超えて、車内も相当な温度になると、突然熱暴走するエアコン。
コンプレッサーもエキパンも交換しました。しかし、高圧の詰まりを示すような症状は改善せずここまで来ました
でも作業すればするほど情報が集まり、症状は濾されてコアな部分だけが残ります
ガス圧が高いので、ガスの量をほんの少しだけだけ減らすと、なんと低圧のガス圧が低くなりすぎてコンプレッサーのクラッチが動かないのです。
何度も書いていますが、コンプレッサーは吸い込んだガスを圧縮して、コンデンサーに送ると液化して、一路車内のエバポレーターを目指します。
エキスパンションバルブを通り、霧化したガスが発生する気化熱をエバポレーターで起こして、それを電動ファンで仰いで車内に冷たい空気を送ります。
気化したガスは超低温になり、再びコンプレッサーに吸い込まれていくのですが、その時に一緒にコンプレッサーを冷やす仕組みなのです
ではこのシステムを霧に変えるエキスパンションバルブが詰まったどうなると思いますか?
コンプレッサーはガスを圧縮してエキスパンションバルブに送りますが、詰まっているでどんどん圧力が高くなります。
一方気化したガスはコンプレッサーが吸い込もうとしますが、エキスパンションバルブが詰まっている為に、エバポレーターからガスが来ず、それなのにコンプレッサーは一生懸命吸い込もうとしますから、圧力は下がる一方です。
なので、低圧は0つまり真空を目指し、高圧は大変な圧力になり、危険な圧力と感知したプレッシャーセンサーがクラッチに行く電気を遮断するのです。
今回の場合、高圧側がスゴイ勢いで針がブルブル触れるのは、瞬間的につまりと解消を繰り返している状態と判断しました。
では何が詰まってるのでしょう? 答えは流体です。つまり、エアコンシステム内のコンプレッサーオイルです。
冷媒つまりクーラーガスにコンプレッサーオイルが溶け込んでシステム内を一緒に回って、コンプレッサーを潤滑させているのですが、オイルが過多になると大量のオイルがエキスパンションバルブに殺到してしまい、詰まった状態になると考えられます。
流体なので、エキスパンションバルブの小さな穴を通過する際に時間がかかり、スムーズに冷媒が流れなくなり、高圧側の針がわさわさと触れるのだと思います。
では外気温が低いとなぜエアコンが効くのでしょう。それはオイルの粘度が下がり、システム内を流通するオイルが減って効くのだと思われます。
という事でまーたまた分解してオイルを抜いてみる事とします
全部外して逆さまにしてシステムのオイルを抜きました
コンデンサーはフィルターを持っているために交換します
ついでに前後オーナメントも交換します。
予想は見事的中し、マニホールドゲージの高圧の針も安定して冷えるようになりました。いやー、ここまで長かったなあ。
まあ、結局関連する部品殆ど交換しちゃったし。
いろいろな部品もアップデートしました。
新しいデュアロジックは女性でも安心して乗れるレベルの完成度ですし。
赤い革シートの平成20年
1.4ラウンジ SSパッケージ。
近いうちに金額などがアナウンスできるようになります。
みなさーん、赤い本革内装の41000km、いかがですかあ?
早く秋が来てほしいMPIが送る曲はこちら
こんばんは。
うちのチンくんがご迷惑をおかけしたようで、、、。
先日、ご機嫌伺いでお邪魔したら、大変なタイミングだったようで。
私の500eは、満足は出来ない部分はあるものの、5ヶ月ぶりに戻ってきました。
最近、マセラティの修理も増えているようですね。こちらはお世話にならないように願っていますが、そうなった暁にはよろしくお付き合いくださいね。
こんばんわ。いつもお世話になっております。
いえいえご迷惑だなんて、そんなことありませんよ。でも実に良いタイミングで手放されて良かったです。
お話を頂いた際に修理を勧めなくて本当に良かったです。1つそれなりに大きな金額の整備を行った直後にこの次々攻撃を食らうと
本当に手放すタイミングを失い、費用ばかりが嵩み、修理工場にも不信が募り全員が不幸になりかねません。
時には撤退も重要な事かと思います。
でも、僕らはこうして商品性が高くなり、スキルも上がり、結果としてはウイン-ウインになったように思います。
また、お近くにいらした際にはぜひ寄ってみてください。
ありがとうございます。
また、寄らせていただきます。