部品の信頼度

輸入車の部品にはいわゆる社外部品があります。純正品の供給が終わり、社外品のみによって生きながらえているクルマも少なくありません。
その社外部品でも優劣がありまして。
有名なメーカーだからって油断してはいけません

先日、タイミングベルトを交換した155がどうも冷却水が漏れているようでと訴えがあり、入庫しました
預かってみると車両右側、ほぼ真ん中から液漏れが確認できます。

液漏れするようなところはほとんど無い場所なので、ウオーターポンプが怪しくなってきました

分解していったところ

やはりウオーターポンプです… すわ作業上の問題かと顔色が一瞬悪くなりましたがどうも漏っているところがウオーターポンプのプーリーの方でした
シャフトシールが良くなさそうです。

急遽、ウオーターポンプを取り寄せることになりました。

上が新品。下が先日交換した部品
どちらもFebiの商品。外した方はずいぶん汚れていますが、まぎれもなく今年の2月に作業した部品です

155のタイミングベルト交換 水の化身 | 輸入車の丁寧な修理ならMPI メサイアパーツインク 埼玉県所沢市 (mpi-bp.com)

まったく、こういった部品が整備工場の利益を圧迫するのですよ~

有名なメーカーの部品だから、ネットで評判いいからなんて関係ないです。
MPIでは持ち込まれた部品を取り付ける事はしません。たまにそういった内容の相談を受けますが、MPIではこのように社外品でも問題が結構あるので、持ち込みをお断りさせていただいています。
これがもし持ち込まれた部品で、水が漏ったら、そういったユーザーはまず、作業を疑ってきます。
そして双方いやな気持のまま反目しあうようになるのです。
それならば僕らは最初から持ち込みはお断りして、受け入れてくれる修理工場に行けばいいのです。
僕らはお菓子やパンを売っているのではなく、自動車の整備で生計を立てているので、その部品の利益すら否定されると食っていけないのですね

今回の作業はもちろん、無償で修理させていただきました。
でも155だから良かったけど、156や166だったら大変だったなあ。

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