現代によみがえる名曲

ドイツのメタル歌姫、ドロ・ペッシュの最新アルバムCONQUERESS – FOREVER STRONG AND PROUD

ここに注目のカバー曲があります。
そのことに触れる前にちょっとドロ・ペッシュについて
世の中が空前のメタルブーム時代にWarlockなるグループがありまして、そこのボーカルがドロだったのです
そこそこのヒット曲にAll we are なる曲がありました
アルバム　トライアンフ　アンド　アゴニーからの出色の出来です

なんか言葉あそびみたいな歌詞になっていますが(笑)

このアルバムそれなりに売れたのにグループは空中分解してしまいます。
以前からメンバーの入れ替えが激しく定着したメンバーが少なかったような覚えが…

その間も活動し続けて、すっかりメタルクイーンの名を欲しいままになっているのです
なかなか硬派な方なので、日本のBabymetalとかをどう見ているのでしょうかね

今回そのDoro名義で出したアルバムの中に、なんとボニータイラーの愛の翳りをカバーしているのです。しかもゲストボーカルにジューダスプリーストのロブハルフォードまで迎えた豪華版

もうおじいちゃんのロブ

これが実に素晴らしい。本家のボニーの若いころにそっくり。

ボニータイラーはかつて女版ロッドスチュワートなんて言い方をされていましたが、それを言うなら
女版スレイドとか、女版ケヴィンダブロウの方があっているくらいの紙やすりボーカルです。

さらにこのボニータイラーはヒットアルバム、Faster than the speed of nightのプロデューサー、ジム・スタインマンつながりで、エアサプライのMaking love out of nothing at all（邦題：渚の誓い）カバーします。
ペパーミントサウンドからは程遠いパワフルな歌唱です

ちなみにその後のヒット曲、If You Were a Woman (And I Was a Man)はサビがボンジョヴィのYou Give Love a Bad Nameとそっくりなのは、デズモンドチャイルドが自信を持って作ってボニータイラーが歌ってもヒットせず、曲の良さをあきらめきれずもう一度ボンジョヴィに歌わせたら大ヒットした

そんな背景を聴いた事があります。

さて時代は過ぎて、またまたドロの登場です。
この人もコロナが全盛期の時に、観客をクルマに乗せたまま、カーオーディオにＦＭで飛ばすライブをやったり、なかなかの苦労人。

今回のアルバムには他にジューダスプリーストのLiving after midnightなんかも演奏しています。

さらにはこんな名曲まで