不屈のE90
やはり長く乗っておられる方はクルマへの愛情が違います。
そろそろ古さを感じるE90。過去に僕も結構売ったり買ったりしました。
E46はよくできたクルマでパッケージが実に優れたクルマでしたが、E90はさらにその上を行くエレガントさを持っていて個人的には大好きでした。
しかし、この前のモデル辺りから3シリーズより廉価なグレードが出始めて、いつのころからか、3シリーズ=高級車的な意味合いを持たせるようになってきました。
ですから、このE90も高級車的な作りになってまして、所有者のハートをつかんで止まず、気が付いたら16年も乗っていたという感じのようです
今回はオイル漏れが駐車場を汚すので直したいとのこと。オイルが漏れているのはオイルが入っている証拠、と言うわけにはいかないので点検します。
どうやらタペットカバーからのオイル漏れのようです。まるで浜焼きでも想定してたかのようにエキゾーストに滴らぬようにガードが付いています。
フロントミッドシップレイアウト美しい縦置きのエンジンレイアウトですが、整備は少々面倒
エンジンの上に架かるカウルトップを外さないとエンジン後部にアクセスできません。
さらにあれこれ外します
反対側のカバーも外さないとタペットカバーが取れなさそう
あれこれ外れてタペットカバーが外れました。タイミングチェーンがかぶさるVANOSのスプロケットや、バルブタイミングを変えるVVTモーターも丸見えです。
とはいえそれらメカニカル部品には今回用事はなく
殆どワンオーナーで今日ですからエンジン内部も本当にキレイです
ガスケットを入れ替えます。タペットカバー、サーキュラープラグ、プラグホールガスケット、VVT用モーター周りのガスケットとセットになっています。
そして準備出来たら、元に戻していくのです
結構大変でしたが、これにてオイル漏れは解消でしょう
完成写真を撮れなかったのが残念でした