ノスタルジック2Days 三の巻は車体修理
もう開催からずいぶん時間が過ぎて何をいまさらとか言われそう
今回はポルシェから
何年経っても、どのモデルでも本当に魅力的なクルマです
このポルシェを展示していたところが持ち込んでいたのがこれです
フレーム修正機です。しかもジグ式修正機です。
見せ方がとてもいいですね。と、言っても多くの方々はこれを見てもなんじゃこりゃ的な感じですかね
ジグ式フレーム修正機にはユニバーサルタイプと固定式ジグがあって、これはユニバーサルタイプと呼ばれているタイプで
最大の魅力はどんなクルマも対応できることです。
僕が使っている固定式ジグのセレットは、専用ジグを使うので、短時間で簡単にジグを修正機にセットできる利点がある反面、そのクルマ用のジグが無いとジグは使えません。修正機を使えないわけではないのですが、ジグを使った精密な修理ができないのです。こちらは画像が古くてなんですが専用ジグはこのように簡単でかつ正確に引けるのが利点。
ジグは専用のホルダーに各クルマ用に作られたジグを挿せば良いだけなので簡単です。
一方、ユニバーサルタイプは
向きや高さをすべて合わせて自分で作るので、かなり時間がかかり、また間違えやすい
しかし、どんなクルマのでも作れるので、応用性が高いのです。
クロスビームはベンチ上をラチェットで動かすことができるのでクロスビームの移動は楽そう
セレットのは重く、動かしづらいし、ユニバーサルジグの開祖みたいなカーベンチのクロスビームの重さは有名です。
これらメジャーな修正機に比べると、ギャラクシーヘベンチなるものは聞いたことがあまりないですね
また、このクロスビームが少し華奢なのが大丈夫なのかなあ?と思ったりして
立派なマクファーソンゲージもついています。
でもこういったアピールは良いですね。クルマが古かろうと新しかろうと事故に遭えば同じような修理のファクターが待っているのですから
ちなみにセレットはポルシェの純正工具の指定を受けています。カーベンチはフェラーリやマセラティの純正指定を受けています。ですから整備マニュアルを見ると修正機がそのまま出てきます。
モニターでは修理の工程が映し出されます。
僕もこのように二人でいっぺんに塗装したことがありますが、かえってやりにくいですよ。
相手のスプレーミストでよく見えなくなっちゃうし
いやいや、良い物を見せてもらいました。久しぶりに僕も鈑金屋の血が騒ぎました
とはいえ、もう、フレームをジグを使って直すような仕事って何年もやってないのですが