難しい色合わせ

もう断片的に書いているからどこまで書いたか忘れちゃった塗装中のフェラーリ456MGTA
確かマスキングまで書いたか

そのボンネットですが、今回はまずMPIでは引き受けないブロック塗装で行きます
塗装の調色は難しいもので、どんなに上手に合わせても完全に一致する事はまずないです。

無理に危険を冒して作業するメリットがありません。
しかし… どうしても作業せねばならないときもあるのです

自動車の塗色のデータには、メーカーが公表するベース配合と、実車の塗装を元に塗料メーカーが作る修正配合があります。
メーカーのベース配合は、メーカーがこのような色を使っていますという配合を、各塗料メーカーが自社の塗料に置き換えて作る理論上の配合です

だから実際に塗料の見本を作ると、現車と結構な乖離があったりします。
それに比べて修正配合は実車の色を見ながら調色するので、かなり近いケースが多いです。

しかし、もともとの生産台数が極端に少ないフェラーリの塗装など、修正の配合など存在するワケもなく、色合いが遠ければ自分で考えて近づけていかないといきません。

今回もどえらい苦労が待っていました
この色は指揮さが出やすく、また見る角度によって違う色に見えるフリップフロップが強く出ます。

上のところまでくるのに、いろいろな色をあれこれ足したり引いたり1日まるまる費やしました

最終的にこのような感じ。

しかもこのクルマ、フードと左右フェンダーとそれぞれ色がわずかに違います。
フードは少し焼けていて赤みが飛んでいます。
それに対して左フェンダーは少し赤みがあるような感じ。

赤みを消す事で一気に近寄りまして

右では丁度良くても左にはもう少し赤みが残っています。
おそらく、駐車している向きによって陽の光の当たり方が違うのでしょう
残念ながらここからは近くなりません

しかし、ヘッドライトのカバーはぜんぜん赤みがありません。

こんな場合は、ライトのカバーは塗って、横のドアとの色合いを優先する事にします。

ヘッドライトのカバーを外します
ライトを揚げたままにするのはヘッドライトを上げっぱなしにして、バッテリーを切ってしまいます。
でないとライトを点けたままままだと眩しくてかないません

すごく外しづらいですね

はずれました

え~、このカバーは紛れも無くFRP製です(笑)

よ~し、塗装まであと一息

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