旅するテージス

これも時間を巻き戻す事、まだまだ暑い昨年9月の1日
はるか遠くから運ばれてきたテージス。

なんと遠くは広島からのお客さん。
身の回りにランチアが見れる修理工場がないそうで… しかし、こんな遠方でなくてもありそうだけど
問題は修理の依頼内容です。すさまじい警告灯の点灯と不具合に悩まされているそうです。
曰く「警告灯が祭りのように点灯する」と…. そらあ、だれも恐ろしくて引き受けたがりませんなあ。
僕も正直なところ、全く気が乗らない。やりたくない。

聞けばヤフオクで買ったそうで、車検を取って納車することを前提にしたが、あまりのデザインに惚れて買ったしまったそうです
これをヤフオクで買うって結構な勇気がいりますよ。かのまーさんもyoutubeのshort動画で言っていました、ヤフオクは売るところであって、売る方はほぼノーリスク、買う方はリスクの塊 
これを地で行く強烈なボディブロー、いやカウンターブローを喰らってしまった感じです。立っていられません、ダウンを喫しました

確かにすごおい! 警告灯全部のせ
しかもバリエーションがあって、全部点かない場合もあり、ATの警告灯が出て3速固定になる場合や、そうでない場合など

ううーん、どうだ諸君。すごいのはこれだけじゃないんだぞ
聞いて驚け、見て慄け!

壮絶な診断機の結果はこれ

黄色い三角が問題が発生している項目。赤い×印はそもそも搭載していないシステム、緑にチェックは問題の無いシステム。

祭りがどういうものか見せてやる!

すげえ、これこそ男の祭りだ 警告灯祭りだ! 数えきれないくらいエラーが入っている
白いフンドシ締めた裸若衆も裸足で逃げ出す警告灯祭り。恐るべしランチア。誰だよこんなの売ったの~

僕も船漕いで逃げ出したい….
だってまだ他にもオーディオから全く音が出ないだけじゃなくて、画面が何を押しても切り替わらないんですよ。

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旅するテージス”へ2件のコメント

  1. かつあき より:

    お疲れ様です。偶然立ち寄らせて頂きました。
    私も昨年暮れまで2009年式のテージス2.4JTD2012年よりほぼ10年10万キロ乗ってました。
    警告灯祭り、ご同情の極みです。
    私の場合ディーゼルターボでしたが、大きな修理としてはCANの交換、ATミッションバルブボディリペアでそれぞれ半年ほど入庫した経験があるほか、DPFで軽油のスラッジ除去をマメにしても排ガス検査は常にギリギリで車内に排ガスの匂いがうっすら流入したり、センサー関連では、助手席側エアバッグ警告灯がずっと消えず、リアピラー奥のリレーの接触不良と判明するまで3ヶ月ほどかかったり、車内スイッチ関連のドアミラー固定ピン交換、シートアジャスターのスイッチがボロボロに崩壊したりしました。外装関連ではハネ石によるフロントガラス交換、パワーウインド落ちワイヤアッシィ交換、社外アルミ適応でスペーサーワンオフ制作等でオークションを含む海外取り寄せでそれぞれ最低でも一ヶ月単位の調達待ちも経験しました。
    それでも10年もの長きにわたって乗り続けられたのは、懇意にして頂いた工場の方が常に親身に相談に乗ってくれたからです。小河様のおっしゃる通り、のる続けるには覚悟がいるクルマに違いありませんが、機嫌の良い時のハンドリングと乗り心地は何ものにも変え難いものがありました。ずっと乗っていたかったのですが、最後はふとした人為的ミスで車検通過直後に火災を発生してしまい、廃車となりましたが数々の思い出と共に忘れられない一台となりました。テージス、ひいてはランチアは素晴らしいクルマ等を作り出すメーカーだと思います。今年は本国でも久々にニューモデルが出るようですね…楽しみです。テージスをどうぞ大切に乗っていただければと思い、書き込みさせて頂きました。

    1. mpi-bp より:

      返信が恐ろしいほど遅くなり失礼いたしました。今回のテージスの連載も終わった節目での返信です。
      ディーゼルでも火災を起こす事があるのですね。残念な結末でした。ランチアは良い物を作ろうという気概はあるのですが、部品などクルマを取り巻く環境が良くないのか異様なまでのクオリティの低さです
      特に車内のプラ部品はまずベトベトになり、それを溶剤で拭くと今度はスイッチベゼルがポテトチップくらいの強度になってしまいます
      他にも運転席以外についているルーフに近い所にあるグリップハンドル。乗り降りする際には握りそうなものですが、あれがねちょねちょになって、握った手にべっちょり塗料が付いてしまうという、半ば嫌がらせのような、いたずらのような状態になり走りには関係ないけどユーザーを苦しめる一つになるのです。
      作りからして、最初の数年はおそらく極上の乗り味のクルマであったに違いないと思います。しかし、経年と共に恐ろしい劣化の仕方をするクルマでした。

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