マセラティM139QPのバンパー修理 其の㈡
取り外したバンパー
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さらに分解します。つまりこの網を取り外すのですね。
と言ってもこの網、クリップなどで取り付けられているのではなく、焼き嵌めているのです
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![](https://mpi-bp.com/wp-content/uploads/2023/10/RIMG6534-1024x768.jpg)
これはつまり、バンパー側から突き出たツノのようなところに網を挿して、熱い何かレーザーのようなもので溶かしているようです。
ちょうどタミヤの戦車のプラモデルで、キャタピラをつなぎ合わせるのに、焼いたマイナスドライバーを押し当てて、溶着したのと同じです。
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だから誰かが補修するとボンドで止めるので、チャンスは1度きり。2度目はバンパーを交換するハメになります。
ほんの一部にこのクルマでもボンドで止めた補修跡がありましたが、おおむね良好でした
で、補修に取り掛かるのですが、このクルマ、飛び石の跡がひどく、それらをチェックしてどのように塗装するかを決めて書き込みます。
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今回のメインの修理はこちら
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コンクリの壁と仲良くしたそうです
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オーナメントも外します
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で、そんなこんなで、修理しましたら
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サフェーサーの番です
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今回中途半端な足付けになっているには理由があります
サフェーサーを塗る範囲が限定的だからです。
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バンパーの上側はフードやフェンダーと隣接するために、塗ってしまうと色差が出て問題になってしまいます。
そこで隣接する近くにはベースコートを入れずにそのままでクリア塗装だけ行うカタチなのです
![](https://mpi-bp.com/wp-content/uploads/2023/10/RIMG6580-1024x768.jpg)
バンパー下側のキズの為に上側の塗装の理由で、フードやフェンダーに塗装範囲を広げることはできません。
そこまでやってしまうと、例の大手中古車店のようになってしまいます。
あおくまで四角四面に運用しないといけないのです