プジョー508の整備 番外編
いろいろな整備を行ってきた508も大詰めです。
ファンベルトの交換です
これが実に愉快な物でして、ベルトそのものはテンショナーを戻して簡単に緩められますが、これは何でしょう?
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別のアングルから見るとこう
![](https://mpi-bp.com/wp-content/uploads/2023/05/RIMG7428-1024x768.jpg)
黒くてひょうたんみたいな形している物がそのままではクランクからベルトを出せません。
実はこれ、となりのプーリと関係があります
![](https://mpi-bp.com/wp-content/uploads/2023/05/RIMG7427-1024x768.jpg)
なんとこれ、クランクにホイールをこすりつけて、となりのウオーターポンププーリーを回しているのです。
つまり、ウオーターポンププーリーにはベルトは直接かからないのです
クランクプーリーにゴムのついたホイールを直付けしてとなりのゴム付きプーリーを回しているのですねえ。
レオライナーもびっくり
![](https://mpi-bp.com/wp-content/uploads/2023/05/IMG_6846r1-1024x682.jpg)
意味あいが全然違うか
ではこのホイールをどう動かすかと言うと、いかにも触ってほしい感見え見えの黄色いマーキングのタブ
![](https://mpi-bp.com/wp-content/uploads/2023/05/RIMG7428-1-1024x768.jpg)
別角度からは
こいつを
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びろびろ~ん
![](https://mpi-bp.com/wp-content/uploads/2023/05/RIMG7432-1024x768.jpg)
と伸ばすと、タイヤがひっこみプーリーに隙間が出来てベルトがめでたく外せる仕組みです。
ウオーターポンプは強いベルトテンションで引っ張られ続けることもなく長持ちしますし、クランクの負荷がいくらか軽減できて、燃費向上にも一役買いそう
でも劣化でホイールのゴムが剥がれたり、割れたりしたら即オーバーヒートです。
良し悪しですなあ
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最後はタイヤです。
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最強のセダンタイヤ、レグノをチョイス。素晴らしいのですが、ロードノイズがなくなってかえってエンジン音が響くようになっちゃった。
世界最高の技術がカーライフを楽しくさせますよ。これからのシーズン雨の中でもかっ飛ばせます
![](https://mpi-bp.com/wp-content/uploads/2023/05/RIMG7489-1024x768.jpg)
さて、冷却水路のエア噛みをなくして、試乗に出ます。
エアコンの効きや水温の上がり、オイル漏れ、サーモの動きなどを確認して納車です
いっぱい整備しましたが508はこれにて終了です。