カングーの不調を追う

カングーと言うクルマは台数が売れただけあって、古いクルマからあれこれトラブルが出てきます。

今回は一番最初はどうも走行中に変な音がするという訴えを聞いての入庫と言うハナシでしたが
来ていただくと、音がしなくなったがエアコンも調子悪いので診てほしいとのこと

ガソリンスタンドでガスを入れても改善しなかったとのこと
あれこれ悪そうな感じ

なんだかコンデンサーにシミが見えます

ガスディテクターを近づけると一発で反応しました。
少なくともこのあたりから漏れているようですが、フィッティングのそばなので配管の取り付け部分の漏れかもしれません

また、ガスを足してみてもコンプレッサーが全く仕事を拒否してしまってチャージしてくれません

では、小難しい物をやっつけていきます

ラジエター類を外して、スペースを作ります。
よく作業をするクルマの中でも有数の狭さを誇るベルト周り。
結局ラジエター/コンデンサーを外して作業スペースを確保します。

どんどん分解して

これでずいぶん違うはず

見通し良くなり

ああ、例のナゾのメタル部品もとうの昔にうっちゃりました

こうなるとかなりコンプレッサーも出しやすくなります

新旧コンプレッサー

この、また面倒くさくて分かりにくいベルト掛けがありまして

ここはひとまずOKな運びとなりました。
ここのベルト位置は難しいので各自ちゃんと写真を撮る成りしないと、あとで?ってなっちゃいます

さらにここで問題が発生

これ…

なんとラジエターとコンデンサーが一体になっているのです。
つまりコンデンサー単体もなければ、ラジエター単体もないのです。

ガス漏れはフィッティングではなくて、フィンとタンクの取り付け部分でした

慌てて手配に動くも、国内の在庫はどこも無く、本当に困り果ててここは中古でいくことに
この続きはまた次回。

まだ全然終わっていないのですよ、このクルマ….

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