イタリア車の矜持
僕は166が好きで一生懸命整備したり色を塗ったりしています。
だから出来上がった時の嬉しさはひとしおで、これはちょっと前の話ですが、先日神奈川県に行った166の納車前の最終の洗車など
納車準備の様子です
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車内のカラーが薄い色なので、少し汚れが目立ちやすい、そこでこれらはどこにでもあるスポンジできれいにします
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どうですか。メラニンスポンジと言います。
100円均一にも普通に売っています。洗剤は軽く薄めた中性洗剤で十分です。
労せずこれくらいまでには汚れが落ちます。
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シートやドアトリムなどを一通りきれいにしていよいよ新しいオーナーを迎えます。
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素性の良かった個体なので、手をかけるとぐっと良くなります。
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あれこれ結構な量の整備メニューになりました。
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ちなみにボンネットとバンパーはずいぶん色が違うように見えますが、同じタイミングで同じ調合した塗料を塗っています。
それだけ見る角度によって見え方が変わる特殊色なのですねえ。
この色の美しさは本当にカメラに収まらないのですよ。つまり手に入れたオーナーの為だけのものなのです。
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そしてこのデザイン。
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しばし見とれてしまいます。
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いやあ、販売した側なのにほれぼれします。
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これは936A1の最初期のモデル。2000年ですから今年社会人になったせがれと同じ年かな?
ですから、みなさんが思うような上部さは全く持ち合わせておりません。
でもこんなクルマはもう世に出ないでしょう。
デザインを優先するあまり、カップホルダー1つありません。
欲しいと思っているあなた。残念! もう手遅れかもしれませんよ。
もうオークションにまともなクルマは殆ど出ませんから。
75よりも出品頻度が低く、絶滅危惧種と言うより、もはや根絶してしまった感のある166の中古車市場です。