アルファロメオ166 ドライブシャフトのオーバーホール 続き
ドライブシャフトを修理中のディーゼルターボの166
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5気筒20バルブのツインカムディーゼルターボエンジン
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日本ではディーゼルの乗用車は敬遠されてきたイメージがあります、特に古いディーゼル車は車検を取ることができずイメージは地に落ちました。
でも僕は、いすずが最後に出した760型のジェミニのツインカムディーゼルの強力なパワーを知っていました
そして今回、この2.4Lの6速の乗った印象は、本当に素晴らしいもので、強力そのものでした
3.0のATよりはるかに強力なパワーで、タービンが回るとまさしくターボパワーで猛烈に加速します
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ギャレットのタービンはやる気まんまん。
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ミッションオイルの入れる部分を先に確認します。すごくわかりにくいところにあります。
まーたまた一つお利口になっちゃったものなあ
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このクルマ、ミッションオイル入れるところは、歴代モデルすべてやりにくいです
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ミッションオイルを抜きます。V6と違ってドライブシャフトを抜いたらオイルが出てしまいます
インターミディエイトシャフトはV6と同じく真ん中の大きなブロックを貫通し、10mmのボルト3本で止まっています
ボルト位置が決まっているので、外すのは簡単、取り付けするときは難しいのです
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途中まではV6と同じっぽそうなんですがねー。CVジョイントのカップリングは全く違います
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そう、何もないCVジョイントのカップリング
反対もまた
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やっぱり何もない。これは結構な衝撃画像ですよ!
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そして新品のCVジョイント
古いトライポッドは
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なんかすごい色しています。おそらく焼けたのでしょう
音や振動が出るのも無理はありません
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シャフトとブーツを交換します
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右側は左のカップリングの形状と違います。これはこういう物のようです。
トライポッドの形状も違います。ベアリングのローラーが見えています。
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すごい勢いでグリスを入れていきます。う〇このようです。
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この部品は大変によくできていて、ほぼ公差を許さず、一瞬入らないのではないか?と思うほどぴったりです
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恐怖の追いグリスでおかわり君。
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ブーツをかぶせて
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バンドをかしめます。もう長年使ったこのプライヤーもだいぶくたびれてきました
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右側は出来上がり
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反対の左側。ブーツの中の形状が特殊です
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カップリングと同じ形状だからです。
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これが本来の姿なのですよ
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短いのは左
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右はこのまま差し込みます
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どんどん組付けます
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ハブナットをロックして
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ミッションオイルを入れます
2L入ります
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ついに完成しました。
ここからは連日試乗を繰り返して、症状が出ないか確認しますが
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数メートル走っただけで違いが判ります
全く振動が出ません。逆を言えば、走ればいつもいくらかの振動が出ていたように思います。
発進もスムーズで全く異音がせず、静かになりました。
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数日後に納車の日を迎えました。
全く不安のない走りです
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ドルチェアクアと呼ばれるグレーメタリックも冴えています
後期の乗り味は最も完成された、垢ぬけた走りです。
ぼくも後期乗ろうかなー
ご利用いただきありがとうございました