So far many pleasure with them.
富山で受け取ったオーロラの166がやっと運ばれてきました。

今更ながら歴史の重さ、前ユーザーの想い、そしてメンテナンスを担当したであろう整備工場
それぞれの思惑が交差する複雑な気持ちがあります。

一種のバーンファインド的な感じがします。まるで時が止まったかのような感じです。

タイヤは2005年のレグノGR9000。いかに走っていないか、いかに大事にされていたかが滲みます
キズがないわけありません。大した問題ではありません


しかし平成12年登録のこのクルマ、まるでオールペイントしたかのようなクリアーの肉持ち感です。
ぜんぜんやられていない
ルーフには数本いたずら傷らしきキズ。

ほぼ手付かずのエンジンルーム内。平成19年に買われてから1度もタイミングベルトは交換していないようです。
どんな状態か見てみたいですね。少し手が空いたら見てみる予定です。

アルファのV6のアイコンでもあるメッキされたインテークパイプもかなり曇っています。でもね、磨けば簡単に元に戻ります。
それが長らく同じユーザーの元にあったクルマなんですよ

僕が乗ってきた166の多くはオークションで裁かれた物ですから過去が分からない、せいぜい記録簿から見える過去の記録です。
しかし、同一人物が18年も乗っていたとなると、おぎゃと生まれた子供でも免許が取れるほどの年齢になります。
桜の花びら散る春、海水浴場で暑く眩しい太陽を見上げる夏、雲は遠く葉が色づき暑さを忘れる秋、そして路面は氷り雪深く寒い冬
これらを17-8回も繰り返して、今があるのです。ドラマですねえ
いかに触られていないかを感じさせる、部品の数々


もう新車から25年も経っているのですから、殆どの所に手を入れるようになることは間違いないので、今やタイベルだのI/Gコイルなどどうでも良いのです。
その歴史の続きを刻んでいきたいのです。
ちなみに面白いのは、新車の頃の保証書なども残っていますから、初代オーナーを見てみると、なんと、隣の市の川越市のお寺でした。
何度も行ったことがある成田山の近くです。
埼玉県川越市から一瞬、大阪府を経由して長く富山県にあって、今、所沢市にあるという

これからが楽しみな一台。
もちろん、売り物とするつもりです。

あらゆるところにうぶさを感じる1台、殆どに手を入れてリファインしていこうと思います。