Release from many issues
直すたびに不具合が見つかるテージス。これもテージスお約束で、このクルマに限らずテージス、いや平成18-21年頃のイタフラあるあるかもしれません。
ぱっくり割れてしまったドライブシャフトブーツ
これをなんとかします
まあ、当たり前ですが、分解を伴わずに交換出来るものではありませんので、分解しますが、極力手間は省きたい。
しかし、しょっぱなから躓きます。ハブからシャフトが抜けてくれないのです。ひーひー言いながら二人でひっぱたいてやっとこさ抜けました
非常に個性的な足回り。アッパーアームに2つのボールジョイント。ロアアームにも2つのボールジョイントが使われています。
フロントだけで8個もボールジョイントがあるなんて。さすが高級車。ちなみにマセラティや先日のレンジローバーもそうでしたね
そして
CVジョイントがあらわになりました
さらに残りのインプットシャフトを抜きます
こんな感じで分解します。スゴイ形のウイッシュボーンアームと一体のナックル。ナックルにはそれぞれ4本のアッパー/ロアアームがボールジョイントと共に取り付けられているのが良く分かります。
新しいブーツすごく個性的なブーツですね。以前にも見ましたが。
ドライブシャフトを抜いてしまったのでATFが全部出てしまいました。残りも出してしまえという事で、ドレンを外そうとすると、このATオイルパン。既にアノ加工がしてあるじゃあありませんか。川瀬社長お元気ですか?その節はお世話になりました
とまあ、いろいろやりまして
これを戻せばOKです
一方こちらもやっつけねば
スゴイ事になっています
しかし、取り外しにはまたまた最新兵器が登場です
狭いところも超楽々
まあ、これは消耗品ですからねえ
でもこの部品なんかへん。何かの部品を流用したのかビスで止めてあります
それぞれ入れ替えますよ
それぞれ入れて
完成しました。それぞれを戻しまして
こうして、修理は終わり、1週間試乗を繰り返して警告灯の夏祭りが再燃しない事を確認して、お返しする事になりました。
8か月の時間と言う途方もない修理期間を終えて、遠くのユーザーの元に帰る日が来ました
テージスは修理が大変なのもありますが、部品で苦労します。
また部品点数が大変に多く、各EUCでコントロールをして、それをネットワークでつないでいますので、本当に直すのが難しいクルマです。
ああ、もうテージスは来ないでね….