Really messed up.
作業中の僕の166
思わぬ事態が発覚します
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なんともカラフルなマーキングが
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こうやってあちこちにマーキングしてるこのエンジンは嫌な予感がするんだよなあ…
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このあわせマークをヘッド側で合わせますと
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かなり大胆なスプロケット億のマーキングですが、そちらもまあ、なんとか合ったと言う事にして
![](https://mpi-bp.com/wp-content/uploads/2022/05/RIMG5965-1024x768.jpg)
クランクが気持ちよくずれています
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反時計周りにずれているので、遅角しています。レギュラー仕様??
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クランクを合わせると
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![](https://mpi-bp.com/wp-content/uploads/2022/05/RIMG5956-1024x768.jpg)
上が全部ずれます
こ、これは…
まあ、まだちゃんと1番の上死点出してないので、これから詳しい事がわかるでしょう
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カムのロックジグを入れようとしましたが、ボルトが入りません
タイミングはズレまくりか?
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しょうがないのでクランクを少しまわすと
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まあ、どうにかボルトをいれられるようにはなりました
そんな頃には
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なんか、ずいぶんずれてますよ~
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反対側バンクもまだまだズレているので、タイミングベルトを緩めて少しカムを動かして
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4つのカムを正確な位置に決めました。
ロックツールを使っても、タイベルの交換時期になるとわずかーにずれる感じがありますが、タイベルそのままでちゃんとジグは入りますからね
いかに狂っているかと
じゃあ、乗っててどうか?
うーん、普通に走っていましたよ。
でもね、マーキングだけで適当にやったタイベル交換ってこんなもんですよ。
問題はウオーターポンプがやられる時ですな
絶対にスプロケットを外さないと交換できませんから
マーキングが悪いわけではないですからよ、普通、国産車などはマーキング使って作業します
こんな工具を使って行うほうがある意味 特殊かと思います、国産車目線なら。
でもこういったイタリア車の整備経験が無いところに持っていって、いきなりクランクプーリー外した日には…
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タイミングベルトも外して、分解し始めた矢先に、問題に直面します
画像中央のアイドラープーリーのヘックスの8mmのボルトが何をやっても回りません。
これ、過去にもありましたが、たまにこういったケースにぶつかります
166は比較的大きく作業スペースが開くので、一縷の望みを込めてインパクトで回しましたが、六角の穴が壊れました。
ヘックスの係りが浅いわけではなく、ボルトのトルクに鋼が負けて六角の穴が丸くなってしまったのです
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タガネで叩きますが、タガネで回るくらいなら1/2の強力インパクトレンチで回っているはずです
ここからの苦労は画像や文字にはできませんが
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ベアリングごと削り取りました。これがどれだけ重労働か…
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もうボルトは苦無く回ります。
決してかじっているわけではなく、おそらく新車で組んだままかと思われます。
工具の種類によって、ヘックスの頭の造りは違います
きっつきつにすると使いづらいですし、あまりにすかすかだとナメてしまいます
ここは今後に向けて対策を考えたいですね
そして苦労の末に外したウオーターポンプは
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これも新車からの部品でしょう
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なんとなんと!
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がっつりクラックが入っています!
もう明日、ウオーターポンプが動かなくなっても何にもおかしくありません
たまたままだシャフトに張り付いていますが、このひびのギャップが広がれば、真ん中の金属のシャフトが空回りしてオーバーヒートに至ります
ウオーターポンプが原因するオーバーヒートは、車内のヒーターを全開にしようが、何をしようがものすごいスピードで沸点を超えます。
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ラドウェルド色になったウオポン水路。もうこれはやむなし
次回に続く