Notorious Italian
先日入庫した初めてのお客さんのマセラティグランカブリオ
やる気十分、スゴイ風貌に合った4.7Lの強心臓
今回は右のリアウインドウレギュレーターの不良で入庫いただきました
ご覧の通り内装の分解にはソフトトップを開けて作業しないといけないのです
なんか画像がよろしくない
リアシートの脱着はスーパーカーにしてはかなりやりやすく、座面を外したら、シートバックは下側2本のボルトを取ったら、下側に軽く引き抜くだけです
続いてサイドのアッパートリムを外して
クオーターサイドトリムを外します
いかにもなところに2つ、カーボンパネルを外した中に1本ボルトがあります
さらに分解を進めます
スピーカーや小さなウオータープルーフシートを剥がします
下側に1つだけボルトで止まっています。
そしてレギュレーターはこの上側のパネルごと上に引き抜きます
外した後は中身が丸見えになります
そして新しいレギュレーターCompにガラスを取り付けて
車体に取り付けました
取り付けが済むと試運転と当たりの調節、およびチリの調整を行わないといけません。
しかし、今の状態だとウインドウを動かすことができません。
では、ソフトトップを閉めて動かしましょうと
ソフトトップを動かそうとすると、どうもうまくうごきません。油が足らないのかな? とか思いましたが、ふとシリンダーに目を向けると
なんか、液体が!
スゴイ勢いでシリンダーから作動油が漏れています。にじんでいるのではなく、ダクダク漏れているのです
大惨事です
なんと、たった1回のオープンで壊れてしまいました。
う~ん、おそるべしイタリア車
そしてリカバーしようとも、シリンダーは国内に無く、普通にバックオーダーをすると1か月半から2か月ですかねえ、順調に来て…
しかもその値段がすごい….
あえて書きませんが、右だけ高いのには理由があるのかなあ?
まずはユーザーさんに報告して、すぐには来ない旨を連絡いたしました。
さて楽しいはずのウインドウライザーの交換が、大変な事に巻き込まれてしまいました。
これってどうする?