Malfunctional completely
ちょっと前の話ですが、ランチアカッパワゴンのロックを修理しました。
全くロックが動かず、カギをかける事が出来なかったのですが、まさか全部壊れているとは…

全てのドアのロックを交換します。ふ~
左後ろ

右前

右後ろ

そして左前

まあ、どれもこのロックが悪いんですけどね

で、何がすごいって、必ず、各ドアにおまけが付いて来るんですよ
例えばこれ

ウインドウのガラスラン。何もしていないのにランチャンネルのステーが折れて外れています。
サビが原因なのか無理なチカラか知りませんが、いちいちこういったプラスアルファの作業が発生するのがイタリア車あるあるです

そりゃ溶接すればよいのですが、そういった事に余力を奪われます。

溶接したら必ず、亜鉛を塗ります この一連のアクションに時間を取られるわけですね

あとはこれらの負の遺産に時間を取られるのです


そしてそこまで壊れなくても良いのに、って言うところまで壊れています

ドアのハンドルグリップは弾いたり押したり過酷な状況の中で使われますが

ボルトで止まるところが加水分解と言うか、劣化で脆くなり、本来ボルトが当たる部分まで無くなってしまい、ボルトがあろうがなかろうがグリップが止まらず、うにゃうにゃしちゃうのです。
そう言った事をいちいち乗り越えて、クルマの修理は完結していくのですねえ。