KISS考

僕はkissが嫌いでした。メタル系音楽を聴き始めた80年、自由が丘の貸しレコードやでレコードを借りまくっていた時代、当然KISSも目に入って来るのですよ
で、一番有名な1枚聴いて、あまりのポップさに最後まで聞くことができず、それ以来KISSだけは勘弁して、と言う状態になり、それが解けるまでには20年以上の時間が必要になります。
ただ、全部きらいかと言えば、そんなこともなく、特に失敗作と名高いThe Elder(エルダーの戦士)からのKISSは全部ではありませんが、それなりに聞いた事はあります。

TheElderは個人的には、それほどひどいアルバムの印象がありません。彼らの初のコンセプトアルバムで、この作あたりから徐々にHM色が強くなる印象です。

やっぱり今聴いてもなかなか良いと思うんだけどなあ
でも次作でさらに印象はHMに寄った印象を持ちます。

この恐ろしく音も画質も悪いライブ映像ですが、最も重要なのはギタリストがヴィニーヴィンセントだという事です。
1983年のライブではプロショットのもありますが、メイク時代はジートやポールからあまり弾きまくるなと言われていたせいか、かなり控えめな演奏が多いです。
しかし、Lick it upのツアー当たりでメイクを取ってライブをやるようになってからは、ヴィニーもタガが外れたようで、弾きまくっています。
僕は、当時、ヴィニーヴィンセントがあんなギターを弾くなんて知らなくて、たまたま当時毎週日曜日の夜に、当時のFENでKing Biscuit Flower Hourが放送されていて
そこでヴィニーのギターと知らず聴いて、なんちゅうギターだと目を丸くしたのを鮮明に覚えています。

まさかヴィニーと知らず、当時は既にAnimalizeが発売されていたので、あのギターはマークセンジョンに違いないと思っていましたが、どこを聴いてもあんな強烈なギターを弾いている感じがしません。

時系列でみると
82年 アルバムCreature the night 1982年10月28日発売 エースフレーリーはこのアルバムを発売後まもなく脱退するようです。
83年 アルバムLick it up 1983年9月18日発売 ヴィニー時代でメイクなし

これは1983年6月18日のブラジルでのライブ

それなりに抑えて弾いているように思います。
でも本性はこんななんですよ

曲はあのジョンノーラムもカバーしたバックオンザストリート。2:38あたりからの極悪のギターソロが…
もはや音階や曲調を完全に無視したシュレッダーぶり(笑)

KISSと言うよりヴィニームーア考になっちゃったじゃんねえ。
でもなぜか僕は、この人のいたKISS時代、好きなんですよ。特にCreature the nightが

あ、エース時代はほとんど興味無いです。ま、エルダーは彼ではないという事で(笑)

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