GTのなかなか難しい修理 その2

ストイコビッチのなんじゃらかんじゃらで修理中のGTです
部品が立て続けに来たので作業します

JTSエンジンと言えどTSとそっくりです。
そして、インテークチューブの入手困難さ加減はモデル問わずアルファロメオの共通問題です。

ここまでテープでグルグル巻きにしてもやっぱり完全には止められないのです

もちろんこれ、ビニールテープだけで巻いたのではなく、裂けたところには

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こいつで巻いてからテープでグルグル巻きにしているのです
それでもやっぱりスキマからわずかに吸っちゃうんですねえ。

しかし、マレーシアからやってきた新品部品が僕らを救ってくれました。

これ、都こんぶみたいに塩吹いてますが、面白いのが取り付けてエンジンかけて熱が加わると白い粉は無くなりしっとりてかてかになるのです。
なにか保護剤のようなものなでしょう

そして僕らを助けたもう一つの部品がこれ

燃料高圧モニタリングのエラーコードの大元、そしてエンジンチェックランプ点灯の立役者

こんな装置ですが、純正品がむちゃくちゃ高価なので、お気をつけあれ。これでおどろいちゃいけないのが、カムシャフトのおしりに付く高圧ポンプはちょっとした軽自動車が買えそうな値段なのでさらにご注意あれ

ここで燃圧を見ているようなので、ダイアフラムかなんかが悪くなるのか、とにかく交換して

一発でエンジンチェックランプが消えました

JTSにはこれくらいで済まさず フラッシングオイル

さらにバルブクリーナー

これらで燃焼室内の状況を改善させます

フラッシングオイルで2日ほど走行&アイドリングさせてからオイル交換

そこには、今度は2-3000kmで交換するバーダルのフラッシングオイルを入れました

オイルはMos2 10W-40

オイルフィルターも当然交換

最後はセレの調整で終わります

そうして試乗したら、あなた、極上のGTが出来上がりましたよ
長患いだったようですが、おおよそ解消したと思います。

美しいクーペですねえ。

きっとユーザーにもかわいがってもらえるでしょう

今年はまだまだ暑い日が続きますねえ。
つらいっす

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追悼 小林邦昭