Gone with the wind

関西方面から来た166も長く預かってしまいました。
でももう追い詰めたように思います。
ここまで

1.タイミングベルト及び周辺部品の交換
2.エアコンコンプレッサー及び周辺部品の交換
3.ワイパーモーターなどの電装系部品交換
4.ICSの修理
5.フューエルポンプの交換

など作業は多岐に及びました。
その中でも、エアコンの具合は当初から心配しておりました。
診断機で様子を見ていると

エアコンを最強にして様子を見ていると
ゲージの針を見ている限りで、冷えない事はない。
しかし、低圧配管に結露の水滴はなく、どこか涼しいと言ってももう一つ足りないような

まあ、アイドリングをしているだけだとそんなもんかなあ?と

走ると下がりますがそれでもこんな温度。これじゃ、本物のあの夏暑さでは効かないのでは?
でも試乗を繰り返すと、すごく冷える時もあるし、いくら5月に暑い日があっても夏のそれとはまったく違うからなあ
そんな心配がよぎっていました。

それからしばらく天気の悪い寒い日が続き、エアコンもそれほど気にならず
とりあえず、エアコンフィルターを交換

しかしボッシュの製品はいいなあ。改めて思いました

しかし、事実は突然やってきます。
5月27日はとても暑く、部品商のイベントに顔を出すのに片道20kmのちょうどいい試乗
するとどうでしょう。行き道はぜんぜん冷えが足りないのです。これでは明らかに冷風不足で彼の地でひどい目に遭うのは間違いないです。
低圧パイプを見ると僅かに湿っていますが、この程度では冷やしきれません。
そして行く道すがら、お昼ご飯を食べにラーメン屋さんに寄ってご飯を食べて、おでこに汗をかきながら乗車すると、今度はかなり冷たい風が出たり、止まったり。
これはエキパンが怪しい!

8年前に僕が交換したエキパンを2023年の初夏に交換します。

これから頑張るエキパン。
真空引きしてガスを規定量入れます。

そしてエンジンをかけて診断機を接続して試乗します

みるみる下がって行きます

軽く走るだけでここまで下がり

普通に走ると

もちろん低圧のパイプはご覧の通り

もうこれで心配ありません。
出来る作業は全て終了しました。

後日、ついにお別れの時がやってまいりました

美しいグリーンの塗装を纏う166ともお別れです。

MPIから遠く離れた場所で再びかわいがってもらえる事を願いながら洗車しました

いやあ、試乗している間は実によかったなあ。程度の良い166らしさを存分に楽しみました。
やっぱりいいなあ166。

こうしてMPIを後にして、近くのUSS埼玉会場の物流ヤードに回送に行きました。1週間かけてUSS神戸に到着します。

ご利用いただき本当にありがとうございました。

大きな整備をご希望のユーザーの方、こういったご本人がいらっしゃらなくても陸送を使ってお預かりすることもできます。
整備でお悩みの方、決してリーズナブルではありませんが、本当に長く愛して乗ろうと思うなら、こういったメンテナンス方法もあります。

少なくとも自動車を買うよりかは費用はかかりません。

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Gone with the wind”へ1件のコメント

  1. 神戸のT より:

    重整備、色々と本当にありがとうございます。これで、安心、快適に乗れそうです。帰ってくるのを楽しみにしています。

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