Ghost of Navigator
真っ暗闇の中でも照らす北極星を見ながら、先人たちは舵を切って目的地を目指したのでしょう
今のようにGPSが目的地に連れて行ってくれる便利な時代ではないですから
それは整備も同じ、最初から何でも知っている人はいません。外す前にいろいろな事を考えて、むやみに分解せず、一度立ち止まって、よく考えてから行動に移さないと、痛い目に遭うかもしれません。
太古の昔の時代からささやきかけます
順調に航海を続けるC6、今回はタイミングベルトを組んでいくまでの作業です
とてもじゃありませんが同じ部品とは思えないくらい縮んでしまったエンジンマウント
こんなものが付いていたと思うと、びっくりを通り越して笑ってしまいます。
中に液体が封入されたマウントだったのが、中身が全部出てしまったのでしょう
アルファロメオに比べてボルトの数や部品点数が多いです。
立派なキー溝があるクランクシャフト。もちろんフロントオイルシールは交換します。
しかし多くの謎が残ったままの組み付け。
どの部品をどのタイミングで戻すのか。タイミングベルトを張るにはどうやってテンションをかけるのか?
組んでは見たけどマウントブラケットはどのタイミングでどうやってつけるのか?
テスト組みしては戻し、考えながら作業します。
そんな時は息抜きにこんな作業して見たり。
美しい新品部品が妖艶な雰囲気を醸します。
何度も試行錯誤を重ねた結果ほぼ完全カタチになりました。
物凄く細い一本道を探しながら歩みを進めて、時には間違えて、行ったり来たり
しかし、その一本道から外れると、組めない仕組みのこのクルマ。ここでいろいろな試みをしてかなりいろいろな事が分かりました。
やはり、触るからわかる経験が結果としてメカニックのスキルを上げるのです。
それはまるで
この道を行けば
どうなるものか
危ぶむなかれ
危ぶめば道はなし
踏み出せば
その一足が道となり
その一足が道となる
迷わず行けよ
行けばわかるさ
そう猪木は言っています。そう行けばわかるのです。何度も繰り返し作業することで覚える事がたくさんあるのです。
しかし、イタフラの世界、そう甘い物ではないのですねえ….
迷い道くねくね~
ご無沙汰しております。
めっきり朝が冷え込みます、ご自愛下さい。さて、とうとう作業も佳境に入って来ましたね、悪戦苦闘されてる記事を拝見し陰ながら応援している次第です。そのうち
166マスターのようにc6もなって頂きましたら私のクルマもお願いしますので、気長にお待ちしてます。
余談ですが、先日新潟でc6はフロントサスシリンダー、フロントハブベアリングが粉砕しハイドロオイルをぶちまけて自走不能になりました。
166の時は毎年レッカーでしたが、久しぶりに洗礼を受けました。
駄文で失礼致します。