From a warm to be a cool

僕のところのジュリエッタ

平成24年のATは32000kmちょっとの低走行モノ。
僕にとってはむちゃくちゃ新しくて、MPIらしくない、モダンなモデル。
左のドアやクオーターに強いぶつかりがあって、それらを修理して今に至るのです

しかし、暖かくなるに連れて、どうもエアコンの効きが良くないようです。

ある日、走っていると前を走るRZ350のツースト独特のニオイの排気ガスが車内に入り、車内循環のボタンを押したが、一向に匂いは収まらず、
よく見たら、ACボタンの下にある車内循環のボタンのインジケーターがちゃんと光っていない事に気が付きました、

え~、もう壊れてるの??

何度も言いますが、MPIでは重加算税の付いていない自動車税のクルマはあまり入りません。したがって10年落ちはとても新しいと言う感覚なのです。
どうもエアコンの内外気切り替え部分が壊れているようです。

こんな新しいのに… 

ところがこれはほんの序章に過ぎず、この後、とんでもないことに

今回必要になるのあ5番のアクチュエーターです
これが車内循環をコントロールするものです。これが壊れたら、日本の夏の本番時期が耐えられなくなります。
日本はもうエアコンなしでは過ごすことはできません。

となるとさっそく部品屋さんに発注すると
部品は長期在庫切れとなっていました。

返す刀でヨーロッパに救いの手を差し出してもらって調べたところ
何があってこんな値段になったのか、600ドルでした。しかもなんと生産終了だそうです….

1USD=100円なら60000円それでも高いですが、今の為替レートだと10万円です。到底買える値段ではありません。
日本国内だと欠品となっていますが、値段は1万数千円

しかし日に日に熱くなる気温。放っておくことができずついに手を打つ時がきました

グローブボックスから目当てのフラップを探します

奥の丸い物体がそうです

現在、フラップは完全に降りて、これだと外気導入の状態です。

ここで気づいた人もいるのではないでしょうか?
画像中央に見える白い物体。
これがフラップアクチュエーターの可動部分なのです。
既に壊れてモーターの元を離れてしまっている状態です。エバポレーターケースがせりだし、このままでは絶対脱着できません。
交換にはダッシュボードを外して、ヒーターケースなどのエアコンコンプリートを引き摺り出して分解しないと交換ができない部品です。

ジュリエッタって、4年前までカタログモデルだったクルマですよ。それがもう部品が手に入らず…
本当にこのメーカーには失望します。
確かに、クーラーが効かないわけではないのですよ。効かないわけでは
ただ、日本と言う高温多湿の国では乗り切れないのが実情かと思います。

でも手に入らない物はしょうがない、できる事をするまで

もう内気循環で固定です。
夏を迎える今、これしか方法がありません。

フラップが落っこちてこないようにしているのです。

こうして、修理?終了して、エアコンはギンギンに効くようになった… のですが、今度は長く乗るとフロントガラスが結露と言うか凍ってしまうだろうなあ…. でも他に方法がない。何しろ部品が手に入らないのですから

なんかこの作業を通して見ていると、ジャイアントロボを思い出します。

ガンモンスって眼だけの怪獣
これがまたスゴイやられっぷりで、幼いながらにそんなことせんでもと思ったことを鮮明に覚えています。

まぶたを閉じて、ボコボコにやってしまうのです。

今は便利な時代で、簡単に動画が探せました

なんの話だっちゅうの

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

前の記事

愛しきおバカなイタリア車