Creeping curse

恐ろしい地獄の炎で焼かれるような暑さの中で作業したディーゼルの166

9月も暑い日々が続きました。心もアツかった。
この時はまだ次に起きる事が分かりませんでした。
それでも一生懸命作業しました。この時は

しかし、完成後

なんと翌日にはペダルが床まで行ってしまう新たな問題が発生しました。
その時にも書きましたが、マスターシリンダーは無かったのです。マスターが無いなんてことある??
そんな事があることを思い知らされるのです。

イラスト中、1番がそのマスターシリンダーです。
おなじみの部品です。油圧でオペレーションするクラッチはペダルを踏む側にマスター、パイプを伝ってクラッチを押させるレリーズシリンダー、スレイブシリンダーとも言われます。マスターとスレイブとの関係です。ご主人と女中… おんな教師と生徒… あ、いや違う方向に行ってしまった
とにかくペダルを踏むと踏んだ分のクラッチフルードでその先のレリーズシリンダーを動かすんです。
すると、クラッチカバーが押されて(引くのもあり)クラッチ盤がフリーになり、その間にギアを入れ替えて、再びクラッチカバーは戻されて、クルマは動力が伝わる仕組みです。

なのでマスターもスレイブもどちらも大変に大事な部品でありまして、失うわけにはいかないんです。

そして厄介なのはP/N71737761と55182121の二つがありまして、前者は2L、2.5L、3.2Lのガソリンエンジン、2.4Lのディーゼルエンジンただし150馬力の物向けで
殆どの場合はそのマスターで行けます。後者は直5のディーゼルエンジンのみのマスターなのです。
現車は最終の20V、5気筒の180PS、一番上のクルマのようです。
それがかえって事態を悪くしたようです。

全く見つかりません。
マーチンさんに泣きつくと
55182121 looks like really hard to find
I will try to learn how to replace it

もうすがるところが無いのでその旨伝えて待機しましたら
こんなメールが来ました

I’m going to send you a one piece of brand new part (but another part number)

これには小躍りしました。

そして待つこと10日


ついに来たぜ!
取り付けたらすぐに試乗して大丈夫なら納車します。とユーザーに告げて作業します。

しかしこの作業が地獄だった。またまたカールゴッチのような姿での連続作業

外す為には果たしてダッシュボードを外さないとできないんじゃないかと思う程厳しい

数時間をかけて交換しました。具合が悪くなってしまいました(笑)

エア抜きをしますよ。僕らの顔は笑顔でした。
翌日になるまでは….

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