At war with GT その3
パワステパイプの不良で修理中のGT
実に難しい状況に置かれます。
純正部品の供給は既に終了していて、全く手に入りません。また中古は絶望的で、部品の内容的に取り外してもらえるかどうかも不明
仮に有ったとしても等しく20年の時が流れていますから、必ずしも使えるか不明です。
また、何と言っても、まったくどうなるか見通しの付かない物を外して、全くクルマを動かせない状況になるのを警戒していました。
近づく年末年始、多くの作業がありましたから恐怖はひとしお。
タイミングを見計らいながら時間だけが過ぎて行きました。
しかしその時は突然訪れます。クルマが掃けた隙にGTを入れて一気に作業にとりかかります
正月気分も抜けた1月末。パイプ製作をお手伝いいただけるレース系パーツサプライヤーにも話しを通しておいて始めます。

ドライブシャフトをハブから抜いて、ストラットとハブ、ロアアームを縁切りしまして

フロントステアリングクロスメンバーを取り外します。

と書くとひどく簡単に聞こえますが、取り外しはめちゃくちゃ大変で、とてもじゃありませんが撮影などしている場合じゃなくて
「簡単に外れた」風になっています。
メンバーが無くなれば見通しも明るい?かと思えばそれほどでもない場所もあります。

外れたメンバーとロアアーム。

下側から見上げるステアリングギアボックス周り。なかなか見ない眺めです
このギアボックス裏側にあるバンジョーボルトを外してパイプを外さないといけません。
外せたところで、おとなしく出てきてくれるかも不明です

これもいとも簡単に外れたように見えますが、こちらも大変すぎて撮影なんかしている場合じゃない。
外れたパワステホース。これをレースパーツサプライヤーに送って直してもらいます。彼らは一点物製造には長けていますから

下手人とおぼしきラバーホースのギアボックス側


送ったらあっという間に帰ってきまして

パイプを作る事は出来ないからパイプにはこのホースのフィッティングの先にあるアタッチメントを溶接して使ってくれと
これまたレース屋さんらしい難しい宿題

でもそれは工場のすぐ近所にある粕谷溶接さんにて美しい仕事と共に完成しました

ピンボケでよく見えないのが残念。本当にキレイに溶接されているのです。
これはもう純正らしいレベル。

さっそくクルマに取り付けます。
かなり見込みが立ってきました。
Special thanks to Kasuyayousetu.

