Judas priest

ジューダスプリーストのブートを買いました。はっきりとは言えないけどこのブートはオーディエンス録音っぽくない

Hell bent for Seattle なるタイトル
確かにサウンドボード録音とは書いてあるけど、それにしては音が悪い。

とはいえ、今回なぜこのブート買ったかというと非常に重要な情報があるからにほかなりません
それはドラマーがそれまでのレスビンクスから、今後のジューダスが売れる、ある意味カギを握るデイブホーランドが加入してからのライブ音源だからなのです。

あくまで個人的な主観ですが、バンドにおけるドラマーの位置はボーカルに匹敵するほど音に影響を与えると言っても過言ではありません
奇才トムアロムが初めてプロデュースに参加したIn The Eastでも、レスビンクスのドラミングはあまりに細い感じが拭えません。
ちょうどレインボーのチャックバーギのように、技術的に良くてもどこか線が細くロックドラマーらしくないとでも言えば判り易いかもしれません。
レインボーはコージーパウエルやボブロンディネリと良いドラマーに恵まれましたが、チャックバーギはBent of shapeのようなポップなサウンドにはまあ良くても、ヘビーな古い曲になるとまるで根性の無いサウンドになります。

レスビンクスが全く同じとは言いませんが、テクニカルゆえの音の軽さと言うか、実際のドラミングではそうではないと思いますが、ロックドラマーのような根性のあるサウンドには少々軽すぎたように思うのです。

1980年にジューダスプリーストはBritish steelをリリースするのですが、サウンドの作り方が非常にヘビーメタル志向が強くなり、その後の成り行きを決めたように思うのです。

決して起用なドラマーとは思えませんが、センスは抜群。
特にDiamonds and Lustでのツーバスを交えたドラミングは特に好きでした。

その後ジューダスプリーストは元レーサーXのスコットトラヴィスを迎えて、ある意味はるかにヘビーメタル色に拍車をかける訳ですが、僕はいまいち、スコットが好きでない、レーサーXはすごく好きなバンドで(1枚目だけ)。当時、ヴィニームーア擁するヴィシャスルーモアズと並んで好きなバンドでした。

しかし、ジューダスにはもう一つ合わないというか….. 背がデカすぎるのです。
KKをはじめ、ジューダスプリーストの面々って以外に背が低かったように思うのです
そこに2mの大男がやってきたのだから、現代のガリバー旅行記になってしまうのですよ

話は戻ってこのブート。プレイはかなり素晴らしい。
この79年と言う年はジューダスがライブ盤のIn the eastをリリースする、Killing Machineツアー真っ只中で、収録曲もかなりバラエティに富んでいます。
日本公演の時と似たセットリストとHell bent for leatherから始まるセットリストとあるようで
それぞれの内容はsetlist.fmで確認できます。

Search for setlists: judas priest 1979 (page 3) | setlist.fm

で、その中でなにが重要かと言うとどうも9月にレスビンクスからデイブホーランドにドラマーが入れ替わるというところです。
確かに先のsetlist.fmで確認すると、5月31日にイギリス・バーミンガムで講演を行った後、7/1アイルランド・ダブリン,8/31ニューヨークでそれぞれライブを行っています。
この妙に飛んでいるライブスケジュールの間に交代劇があったようで、7/1はレスが叩いて、そこからは急いでリハーサルを行っていたのではないかと思います

9/1以降18000人クラスのホールでのライブを行っていてsetlist.fmでデイブホーランドの最初のライブと脚注があります。しかし8/31のニューヨークはJBスコットなるライブハウスのようなナイトクラブで演奏していて、収容は600人前後とかなり少ないところをみるとここで、シークレットギグかウオーミングアップをゲネを兼ねて行っているようです

この後のライブでは多少の曲目の変更はあるものの、オープニングはExiterかHell bent for leatherです
問題はExiterです。日本のライブを収録したIn the eastや夜のヒットスタジオでも披露した曲で有名ですが、すべてレスビンクスが叩いている物です。デイブホーランドが叩いた物のアーカイブは今のところ見つかっていません。

1979年の12月31日にExciterを演奏したのを最後に1980年は演奏した記録が見当たりません。
しかし1979年の9月以降は少ないながら演奏しているのです。
なんとか聞きたいなあと思っているのですが、なかなか難しいです

悔しいのですがグループショットだけでガマンしましょう
1979年の春頃ではないかと思われるショット

1979年も秋ごろではないかと思うショット

僕が買ったブートはこちら

さらに2週間後の演奏、こちらは高音質

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