不屈の500

クラッチ交換作業中のフィアット500

今回はスピード勝負で3人でかかりきりで作業します
全員30年を超えるキャリアのメカニックが3人でかかりきりです

それでも時間はかかります
ポンプのボルトを外してリフトを下げます

一瞬エンジンには見えない直列2気筒エンジン

外すのはこちら。デュアロジックユニットを外しますが、開口部は小さく、ユニットは大きく

これを持ち上げてここから出すのです

どうにか出したユニット

ユニットを外したところはもちろんトランスミッションの変速のインターナルコントロールが見れます

もう直接トランスミッションとエンジンを取り付けているボルトを外していくだけ

その時がやってまいりました

ミッションマウントを外してミッションケースを引き出します

メインシャフトのスプラインはがっちり入っていますから、抜くのもそれなりに大変

上げたり下げたり、引いたり押したり、あーやったりこーやったり。つまり大変なんです

外れました!

トランスミッションにはなんと…

レリーズベアリングがありません!

そう、落ちてきました。しかもすごい状態

レリーズベアリングは回転するフライホイールにクラッチ板を圧着するカバーと、トランスミッションのメインシャフトをオーガナイズする最も重要な部品です。

カバーを外します

プッシュ式なのでカバーのダイアフラムスプリングがこんもり山型

クラッチも減ってないわけではありませんでしたが、走れなくなるほどではありません。
レリーズベアリングが強度不足だったのではないかと…

もはやバラバラ

ここから折り返しの作業になります

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