魅惑の小舟
久しぶりのお客さんがやってきてくれました
ご自身の3台目?4台目?のバルケッタ。本当にお好きなのですねえ。
だがしかし!今回のバルケッタは素晴らしい。今まで見たバルケッタはどこかに問題を内包していましたが、今回は全くない。
いやあ、今度こそ良い物をゲットしたようですね。
しかし、そこは古いイタリア車。一筋縄にはいかせてくれません。
ユーザーがMPIを帰った後、突然、ドアの窓が上下しなくなりました。
台風が迫ってきているというのに…
さすがのイタリア車、見ず知らずの人には心を許してくれないのです。
しかし左右とも窓が動かないとは何ぞや?
軽く調べると恐ろしく簡単な構造
配線図の52番に全部集約されています。
いわゆるコントロールユニット。
しかし待てよお。49と50がモーターだから直結すれば簡単に閉まるなあ。
それよりなにより、ひとまずすなわち 53と54のパワーウインドウスイッチ。
右も左もスイッチ内でパワーウインドウのコントロールが完結しているのが分かります。
右に至ってはもはや電源とマイナスしかもらっていません。
このコントロールユニットとはいったい何の必要があるの?
はい~、出ましたデカいリレーと言う名のコントロールユニット。
こんなの絶対に日本にありませんとケースに書いてあるようです。
そうだろうとハナから決めて調べようとも思いません。直結あるのみ
何て言う事はない、その辺に転がっていたリレーと配線でとりあえず動くようになりました(笑)
わっはっは、笑ってやるう
リレーの中にはちびいリレーがいくつか入っています
このデカイ4極リレー部分。言うところの85-86間に12vを入れて、カチっと作動音はするのに30-87間に導通がでません。
リレーの接点が焼けているのでしょう。
このコントロールユニットはPICのようなマイコンを使う理由があるのかなあ?
これは後日修理しましょう。
整備を進めます。
本当にオイル交換ぐらいで優秀な成績で車検をパスしましたとさ
今度は素敵なバルケッタライフが送れるといいですね。
いや5ナンバーサイズなんて最近減りましたし、小さな車体に2000ccの強心臓でぶいぶい走ります。
なかなか素晴らしいクルマなんですよ、バルケッタ