大いなる振動
決して地震の事ではありません
ディーゼルターボの心臓を持つ166のお客さんから、修理の相談を持ち掛けられたのは2月の半ばか後半にかけて
いろいろなシチュエーションでガタガタと振動が発生するので見てほしいと
ガタガタする定番はタイヤのバランスですが、既にバランス取りは行ったそうで、全く効果はなかったと
エンジンマウントが切れたかのようです、とユーザーの方が言いますが、マウントがダメならいかなる状況でも振動は発生して、普通に走っている時になくなりそうなもんです。
さっそくEくんと試乗することに。お互いに運転して状況を確認します。
助手席でも振動が出る時は感じる事ができます。
一番はっきり体感できるのは左カーブの上り坂のようです。
クラッチを繋ぐつながないに関係なく、振動が出る事からトランスミッションから先と断定しました
そしてユーザーからも言われていたのが、地面に設置状態でドライブシャフトを動かすとガタがあってカチャカチャ音がすると
リフトで上げてドライブシャフトを見ると、デフ側にガタが無く、CVジョイントから先がカチャカチャと音を出してガタが出ます。
また、このままエンジンをかけてハンドルを切りながら車輪を空転させると結構な異音がでます。
そこで僕らはドライブシャフトと断定しました
しかし、この166、V6のドライブシャフトとは全く違って見たことのないシャフト形状になっています。
そこで、これもヨーロッパから輸入することにしました
一度車両はユーザーにお返しして待つこと16日間
部品がきました。
ウクライナとロシアが戦争が始まって間もなくしての時期だったので心配しましたが、時間はかかりましたが、日本にやってきました
こちらも次回に続きます