ランチアイプシロンの車検
ちょっと前ですが本家、ランチア製のイプシロンの車検整備をしました

たいそう大事にされてきた個体で、特に問題はなく
ドラムのリーディング側の残りが心許ないので、交換かな

フロントブレーキパッドはまだまだ大丈夫

エンジンオイルはもちろん交換

オイルフィルターは言わずもがな

しかしですね、ユーザーの方からライトが暗いんで何とかしたいという話がありまして、まずは車検を取ってその後から作業することにしました
現況のヘッドライトは元々、右側通行用のライトを加工して、日本でもOKなように改造された物で、元はと言えば右側通行用に作られた物ですから下記のような配光イメージなんです
そうそう、英語でもここは紛らわしいところで、右側通行を
Right side traffic と言ったり Left hand drive と表現したりします。

右側通行だと右の奥に向かって明かりを照らします。 左側通行は当然その逆に左を大きく照らします
この右側通行用のライトの飛び出た部分を車内から見るとこんな風に見えます

右側を走るのですから、右側を照らさないと、人や障害物など危ないですから、右が良く見えるような配光になるのです。
しかし、このライトをそのまま左側通行の道路に持ってくると、対向車線を照らしてしまいますから、対向車が当然眩しい思いをしますし
逆に運転者は左側を照らさない為に、とても暗く感じます。
で、この状態ですと、車検に通りませんで、並行輸入車は必ずこのエルボーと呼ばれるカットラインを確認します。
ではどうすればこのエルボーを国内の車検に通るようにできるかと言いますと

エルボー(カットライン)を消して水平にしてしまえば合法になって車検にも問題が無くなるのです
しかし、本来、右側をより明るく、左側はなるべく配光しないように作られた物の右側の一部を隠してしまうのですから
もちろん全体的に暗く感じるのです。
これは察して余りあります。なので、国内にあるものを移植して使いたいと思うようになったのです。
ちなみにこの問題は逆もありまして、ヨーロッパなどで近年日本から輸入されたクルマが左ハンドル地域で合法的に走らせるために、全く同じ事をするサイトを散見します。日本から右ハンドル左側通行のままイケるのは、イギリス、オーストラリアなど、ごく一部の国で、多くの諸外国は右側通行なので、GTRなどを日本から並行輸入すると、ヘッドライトで苦労するようです。
続く

