At war with GT その2
パワステポンプからのフルード漏れで入庫して、ポンプを交換しましたGT
しかし、検討むなしく、全然別のパイプから景気の良い漏れ方をしまして、僕らは打ちひしがれました
どれぐらいかと言われたら、スティーブウイリアムスのバックドロップ喰らったくらい
そりゃあ、あの狭い中でパワスレポンプ替えるのは至難の業で、やっと出来てエア抜きまでして組みあがったらフルードがダダ洩れですから
そのココロのダメージたるや…
心のダメージを示すように、先の作業から10日も経った昨年11月21日、再度リフトで上げて漏れた個所を確認します

どうもこのパイプと言うかホースからかと。赤いATFのオイルがまるで血液のように見えます。ポンプを新品にしたらばっちり圧力がかかるようになって、壊れかけていた部分から漏るようになってしまったのでしょう
パワーステアリングは油圧の力で重いハンドル操作をアシストするものでパワステポンプで作った高圧のフルードをステアリングギアボックスに送ります。
役目を終えたパワステフルードは圧力がほとんどない状態でポンプに戻されます。
つまり、上りは高圧、下りは低圧となっていまして、通常、低圧のホースから漏って来る事は稀で、それこそフツーにホースとホースバンドで対応可能です
しかし、高圧となると、そうはいかず応急的にホースとバンドで代役を立てようものなら、しばらくもしないうちに漏れるようになり、下手をすればホースがすっぽ抜けて、ヘボ整備と誹りを受けかねません。
MPIのお客さんはむちゃくちゃ長くクルマをかわいがる傾向が強いので、場当たり的な整備ではかえって自分を追い詰める結果になります。
費用はいくらかかっても良いなんて事もなく、ちゃんとした整備を心がけないといけないのです

しかし、このパイプ、フロントのポンプから(見えているのはコンプレッサー。写っていませんがその上にパワステポンプがあります)

ポンプから下がってきた高圧と低圧の2本のパイプは手前の2本
かしめてあるホースが高圧です。

エンジンの下側を通ってサスペンションクロスメンバーに向かいます

クロスメンバーのところで直角に曲がって上を向きます。

そしてここ。この後ホース2本はさらに直角に曲がって水平方向に曲がり、ステアリングギアボックスに沿って、コラムシャフトの待つジョイント近くでギアボックスにバンジョーボルトで取り付けられます。

問題はこれらをエンジンを脱着しないで取り外しできるのか?
出来たとしても、エンジンを外した方が早いのではないか?
そもそも部品はどのように手配するのか?

図中1番のパイプです。
もちろん、国内に在庫などありません。いや世界的にありません。
純正部品の手配はほぼ絶望的です。かと言って中古部品だって同じく時間を過ごしてきたものですから、マトモである保証など全くありません。
そもそもこんなところに付いている部品の中古などあろうはずがありません。
絶体絶命です。先に輸入し取り付けたポンプを不意にしてしまうわけにもいかず
ここから長考となります。ああ、大ピンチずかんで言うところの200相当です

