ブレラの塗装 追いクリア編

もう昔からスタンドックスと言う塗料を使い続けています。
30年以上前から好きで使っています。

かつてスタンドックスと言うのはヘキストと言う化学薬品会社の塗料部門でしたが、21世紀になる直前に、アメリカ資本のデュポン社に買収されました。
アメリカ資本が親会社になると、コスト優先になり、くだらない商品も多くラインナップされました。
やがてデュポンの塗料部門ごとカーライルグループと呼ばれるファンドに身売りされ、後に現在のアクサルタになりました。

その間ずっと同じブランドを使い続けましたが、その時々で、クルマの新車塗装や補修塗装も変わり、またかつて低価格高環境負荷だった国産塗料が
実力をつけて、ヨーロッパブランドを使うアドバンテージも少なくなってきた印象もあります
それでも好きなブランドで、愚直なまで使い続けているのです。

しかし、ベースコートを吹いて、クリアを載せると、どうしてもツヤが現象する、ツヤ引けと呼ばれる現象が発生するために、一部に鏡面仕上げを施すようにしていきます。
すごーく、コストがかかるので、あまねく全てのクルマに同じ事をとはしませんが、今回はボンネットフードに限って作業することにします

今のままでも十分っちゃあ十分なんですが…
特に瑕疵がある訳でもないのですが、あえてリスク取りのサンディングで、再塗装します。

今回はクリアーのみを塗装するのです。
以前お客さんから、徳大寺なんとかさんが、新車を買ったらすぐに全塗装に出して、クリアーだけ塗装するという事を言っていた
なんて聞いた事がありますが、リスクが高すぎてとてもそんな事はできません。
でも自分で塗った物ですからそれなりに責任もって作業したいですから、1パネルなら頑張ろうという気持ちになります。

どうですか、この豊かなつや。STX VOCエクストラクリアー2回仕上げです。

これがスタンドックスのポテンシャルなんですねえ

ゴミブツ上等。可能な限り磨かないで渡します。できるだけこのレベリングを優先したいのです。

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