アウディA7のドアが開かない

初めてのお客さんで、A7のドアが外から開かないという訴えで入庫しました

うーん、デカい。Eセグだと聞いてもピンときません。213とかでもここまでの大きさは感じませんねぇ。立派であります

しかしこんな高級車、内装ばらすのやりたくないなあ。やらないと先に進まないからやるけど
先に診断機で情報を確認。
やっぱり、SGW車。でもフード開ければOKなのは賢いですね。
クルマ泥棒はライトなどからCAN信号を使ってドアロックを開けますが、フードさえ開いていればよいワケですから、ドアが開いていればSGWをパススルーするには簡単です、フードが締まっていれば完全にクルマは深い眠りですから盗まれません。

たーくさん、フォルトメモリーが出て来ますが、いまいちドアに関係したフォルトコードがありません。
こりゃ、機械的な故障かな

ドアハンドルを動かしているのに車体の方は認識していません。

ドアロックには反応するのですが、実際にはロックもできない。そして内側からは自由自在
なので、分解することに

このがっちり嵌合しているドアトリムガーニッシュを取るのが最大の難所。ブースで温めるかとかとも思いましたが、既にブレラがいるので入りません。単体で外します

どうにか外れて、トリムパッドもおっぱずし

なーんにも見えないので、さらにばらします。

ドアロックアクチュエーターがかなりの大きさなのでこいつをまずやっつけます。

ちなみに車両のバッテリーは外していません。バッテリー外したままにする方がリスクが高そう。
デカいアクチュエーターを外しても大して見えません。そこで、ウインドウもモーターも外しちゃいます。

それでも見えないのでレギュレーターも外しちゃいます。

レギュレーターははしっこに追いやり何とか全貌が。

ドアロックを外すにはキーシンダーを外さないといけません
しっかしキーシリンダーの外し方が分からなくて悩みました。でもふとよく見るとキーシリンダーの横に隙間が見えて

引くんじゃなくて、押して外れる箱根の木工細工のような、ドイツ車お得意の方法でした。

外したドアロック。アウターハンドルのリンクロッドが外れていました。しかし、リンクロッドは何回かけても外れてしまうのは
ロッドをかける部分が一部欠損しているようで、初期不良なんじゃ?とかも思ってしまいました。

明日は矢沢永吉の武道館公演を見に行くのでブログの更新はお休みです。
大変に作業が遅れているにも関わらず、遊んでしまう僕を探さないで下さい….

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