身近なのになかなかちゃんと見たことがないクルマ
先日、スターターが調子悪いという事で入庫したセドリック。Y31型です。
昔、Y31と言えばグランツーリスモでしたが、あれから30年。Y31も旧車人気にあやかって高くなっちゃってなかなか手が届きません。
しかし、そんな中、上手く見つけて来る人もいるんですねえ

むむ、何か見たことがあるような無いような

ひょっとしたら、屋根とかにあったんじゃね?あんどんが
みなさん、業界の人以外に見た事あります?タクシーの中

この銀の棒を引きますと

当然ドアが開くのですねえ

これは棒が行ったり来たりする超アナログシステムで、なるほどこうなっているんですねえ、と言った感じです
燃料はLPガスです。ベーパライザーなる液化ガスを気化させる仕組みの機械が画像右手、左のストラットの脇に見えます。

しかしここ以外は至ってガソリン車と変わらず、ディスビもスパークプラグもありますし、プラグもBP6ESのようなフツーのプラグだったりします。
そして、排気ガスはとてもクリーンで、ブローバイガスが出ずエンジンオイルは常にキレイ。
このクルマは34万キロも走っていますが、オイルフィラーキャップから除くロッカーアームやカムシャフト類は全てピカピカです。
トランクの本来ガソリンタンクの場所にはLPガス用の瓶があります。赤と緑のハンドルは給油の際に操作する物のようです

ガソリンと大きく違うのは全く空気に触れさせないというか、全く大気開放は無くワンタッチカプラーのフィッティングになっています

ちなみにLPガススタンドってそんなに見つけやすいように思えませんが、今はアプリがあるそうで、それで探して入れにいけるそうです
ガソリンのように暫定税率はないようで、それほど安くならないようです。1Lあたり140円くらいだそう
ウインカーレバーの先端にハザードスイッチがあるのですね

そして肝心の整備もかなりやりやすい


こういうのもいいですね。

