また逢う日まで
昨年8月に修理のプランの話が出て、10月に入庫したカッパワゴン。
MPIに来た時は満身創痍でした。それもそのはず、部品が手に入らず8年(入庫当時)車検が取れずにいたそうです。
それを一念発起でご相談いただき、入庫となりましたが、実際にはあまりに仕事量が多かったのは既報の通り。
しかし、それもついに最終章になってきました。
その後予備検査に合格して、最後にボディを軽く直します

ボンネットフードとバンパーの一部を直します
本来、バンパーの一部を直す「スポット修理」は引き受けないのですが、今回は特別です
また、こういった色をフードに塗る場合、両方のフェンダーにぼかす物ですが、今回は特殊な理由によりそれもなし

こんな感じになりました

さらに登録書類を一式もらってナンバーを取り付けます。




ついに兵庫に帰る時が来ました。
USS埼玉に運んで陸送をしてもらいます。
美しいワゴンですねえ。すべてごっそり直したので当分は楽しく乗れるでしょう
と思ったら、最後にリアブレーキパッドを交換しようとしたら

ブレーキピストンが戻りませんでした。それどころか、再度もしっかりかからずキャリパーは交換が見込まれます。
しかし、陸送の予約もあったので、今回は見送り
新品のパッドは入りませんでしたが、中古のパッドがあったというか、以前外したリアキャリパーに合った物を付けてお返ししました。

最後まで手のかかるクルマでしたねえ。
キャリパーの交換などは地元の修理工場にお願いしましょうという事になりました

彼の地でも元気に走って、思い出を刻んで欲しいと思うのでした。
このクルマは新車からのワンオーナーです。こうして1台を愛でる事は文化的にも大変に素晴らしい事だと思いますが、国の施策は完全に旧車の撲滅ですけどねえ。
それでもまだまだ宿題があります。1台を仕上げる事の難しさを痛感します。
ご利用いただきありがとうございました。まずは乗って、運転して、楽しんで、それからですね。