ポルシェターボのメンテナンス 続き
では、作業させていただきます
今回リクエストはフロントのデフ、リアのデフ、そして普通のクルマのATFにあたるPDKオイルの交換になります
まずはフロントデフオイル交換

フロントデフのすぐ近くに4駆のコントローラーがあります。言うところのセンターデフ
こちらはフロントデフとは関係ありませんので気を付けてください。

フロントデフのドレンはこちら

排出します

さらに入れるところはこちら

ここはシンセマティックの75W-90を投入

基本的に抜けた量を参考に入れますが1Lでした

続いてリアデフ、出しまーす


こっちはもっと出ました なので入れる時はチェンジャーを使います

これもシンセの75W-90。結構硬いので飲み込むのに時間がかかります
こんな感じで、やはり抜けた量を勘案しながらドレンから出て来るくらい入れます

そして最後はPDKです。本来、オイルパンを外して、フィルターも交換するべきですが、走行距離や状態から考えて、今回はこのままです

これには専用のATFを入れます。デュアルクラッチ用のフルードです
ドッペル…….ゲンガー ゲトリエベオル8100? 読めません。

これも吸わせて

僕はそそくさと運転席でオイルの温度を調整しながら指示を出します

エンジンをかけてさらに吸わせて、オーバーフローの状態を見ます
診断機をつなげて温度を見ます。



ATからオイルフィリングモードにしますが、30℃を超えないと入れません。
その間にPからR、D、各ギアに入れたりします。

見え辛いですがあと少しで30℃です

オイルフィラーモードになりました。

制限時間は5分、その間に適量入れるのです。ここまでの間にオイルがオーバーフローするように入れて、オイルフィルモードが作動したら、その時間内で
ちょうどオイルが出てこないように調整しないといけないのです

出来上がったら、試乗して問題が無いか確認したら、下回りのカバーリングを取り付けます

デカいし、いっぱいあるし、順番あるし

これだけでも結構大変

なにをやるにも大変な、スーパーカーあるあるでしたね
ご利用いただきありがとうございました