それでもカングー

やはり売れたクルマですし、愛好家の多いクルマ、そして実用車であることが高い次元で融合して入庫する確率が高い、カングー1の後期
すなわちコカングー。しょっちゅう入庫します

それぞれ違う理由で入庫しています。
まずは向かって左から説明しましょう。エンジンがかからなくなる時がある。
かからなくとはとても長いクランキングを意味します。最終的にはかかっていたようですが、MPIに入ってきて、何でもなかったのですが、突然、エンジンがかからなくなりました。
完全にかからなくなり初爆もありません。

通常、エンジンが掛からなくなる原因は、実はそれほど多くなく。燃料系、点火系、盗難防止系くらいです。
さらに言えば、燃料系とは主にフューエルポンプやそのリレーなど燃料を送る側。
次なる原因は点火系、主にスパークプラグ、イグニッションコイル、点火信号を決めるクランク角センサー及びカム角センサーです。
そして、イモビライザーなど盗難防止として機能していた物が何らかの原因で動かなくなってしまった時など

なんでもなかった際には、原因は見えず、とりあえずスパークプラグを外して、焼け具合を確認。イグニッションコイルを見てリークなどがあれば新しい物に交換。
3-4番に軽いかぶりとI/Gコイルにリーク後があったので、とりあえず交換して様子見

しばらくエンジンが掛からなくなることは試乗中には無かったので、ユーザーに返そうと連絡を取ったら、突然、ナゾのエンジン始動困難な状況が突如発生。
イグニッションコイルではない事がはっきりしました。

そのエンジンが掛からなくなった時、フューエルポンプの音を聞くと、ポンプが回っていない事に気が付きました。

ほほうポンプでもらったな。

確かにエンジンがかからない時には回っておらず、エンジンが掛かる時はそれなりに音が出ています。
とりあえず、交換して様子見だなと、部品を取り寄せて交換します。
何と言っても診断機上にはエンジンが掛からなくなるようなエラーコードは入っていません。
つまり、機械的な故障ではないかと踏んだわけです。

クルマの調子がとてもよくなったのでポンプじゃん。と一安心。

カングーは少なからず、燃料ポンプは交換したことがありましたからね。

よ~し、OK。納車の日取りをお客さんに伝えて、一件落着となりました。

納車日は3日後、請求書も作り、違う仕事に取り掛かった時に、突然。エンジンが掛からなくなったのです。

次回に続く。

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