カングーⅡのAT不調・最終編

カングーと言うクルマは実に不思議な魅力を持つクルマでして、スゴイ走りをするわけでもない
エキゾーストサウンドに酔いしれることもない。ただひたすらトコトコ走るだけ。
しかしそこが最大の魅力であり、このクルマの本領なのかもしれません。

以前、しばらくカングーⅡのK4Mエンジンに乗ったことがありますが、家人受けは抜群です。
なにしろ乗り心地が良いと。揺れないし、サイコーだと。
アルファロメオは良く揺れて、乗り心地も悪く、不満タラタラ。

やはり、あの車体の大きさで、あのエンジン、そしてあのギア比が醸し出す緩い走りが絶妙なのだと思います。
性能の良いクルマは瞬間的にスピードを出すが、日本の道路だとじきにブレーキを踏んで減速
そのたびに同乗者はヘッドバンギングするのです。ヘッドバンギングする際にはおなかにチカラも入ります
運転者はハンドルを握っていますから、体勢が変わることはあまりありませんが、それ以外の同乗者は少なからず、お尻がずれたり体勢が変わるのです。

ところが最初から独特のもっさり加速でスピードの上がるカングーⅡは制動もそんなに強力でなくても止められますから、必然的に同乗者はヘッドバンギングせずに済むのです。その代わり全体的なスピードは遅くなりますから運転者はなかなか進まない感覚を持つかもしれません。
結果として同乗者は付かれることなく、長く乗っていられるのでしょう

さて、作業中のカングーですが、トランスミッションのオイルパンを取り付けて、組み上げていきます
一通り組んで、エアコンガスを入れていきます

このひねくれている、を通り越した前代未聞の低圧しかサービスポートのないエアコン

しかも低圧のサービスポートに高圧のバルブを挿すという、あまのじゃく加減。
当然、低圧なので、高圧のゲージの上では目盛りが見にくいです。

ATFはリキモリのトップテックATF1200

これまた馬鹿げて入れにくいところにあります

何リットルだったかな?3Lくらい入れたかな?もっとだっかな??
とにかく診断機を繋いでエンジンスターティオ

ギアオイルの温度を上げます

ターゲットまでしばらく待ちます。

しばらく待ちます

もう少し待ちます

エンジンがかかっているので、エアコンガスも規定量を入れます。
高圧のサービスポートしかないので、エアコンがが壊れているかは低圧パイプを触って考えます。
とりあえず冷えるようになっています。こちらも規定量入れたらOK。と言うか確認の方法がない。それほど低圧、高圧の指針は重要なのです

ATFがかなり高温になってきたところで

ドレンボルトを締めます。

そして今日の出来事を日記にしたためます

そのページを開いて

交換した日を書き込むの💛

25年3月28日。交換♡

ってなんやねんな!

試乗します。特に高速道路でスピードを出した時に起こりやすいとのことだったので、近くの圏央道に持ち込みます。
がーっと高速走行ができました

帰りは渋滞路。わざと前を開けてアクセル、ベタ踏みで負荷をかけてみたり、無理な急加速や急減速を繰り返します。
周りの人たちの冷たい視線を感じながら

全くトラブルは出ませんでした。
これにて、一件落着!!

かわいらしいボディカラーと言い、素晴らしい1台でしたねえ。

ご利用いただきありがとうございました。

\ 最新情報をチェック /

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です