アルファロメオ146Tiのタイミングベルト交換2
タイミングベルト交換のオーダーを受けた146。2Lツインカムユニットを分解していきます
美しいエンジンの中はとても16万キロを制覇したとは思えない美しさ
もちろんタイミングベルト交換の過去はあるのでいろいろ書いてあります
1番圧縮上死点を出してカムのロックの準備です
ロックをしてしまえば何でもできます
TSはイン側にタイミングバリエーターが付いていて、スプロケットはボルトで止まっている為に、完全に合わせマークだけでタイミングベルトを交換できます。
しかし、実際にはこうして専用工具で位置を決めた方が間違いないのと、作業中のズレが防止できます
今度はタイミングテンショナーを調整します
これも専用工具で張ります。
いっぱいに回して張って、さらにそこからテンショナーの針を見ながらボルトを仮締めします。
その後2回転か3回転くらいグルグル回して、再度テンショナーの針の示す位置を読んで、位置決めをしますが、これがまたなかなか決まらないのです。何度もグルグル回して…
やっと全部決まったぜ!と思ったらバックプレート入れ忘れて振り出しに戻る(笑)
作業中むやみに話しかけちゃいけませんな
そして翌日
着々と進んでおります
この狭い中で最も威力を発揮したのがこのラチェットエクテンション
このおそろしく狭い場所の脱着しにくいボルトを全く違う位置でラチェットがフルに振れるよろこび
この工具を使ったヨハンソンセバスチャンバッハも、あまりの使い勝手の良さにこんな曲を書いたそうです
そんなこと言っている場合ではなく次々に仕事せんと渋滞みたいになってます
限界でございまする~
驚異の11台待ち~